単勝22730円の大波乱劇!

伏兵ギベオン、金鯱賞を逃げ切り勝ち!

 

春の古馬中距離戦線を占ううえで重要な一戦となる伝統の中京重賞、第57回金鯱賞が14日行なわれ、10頭中シンガリ人気だった西村淳也騎手騎乗の6歳馬ギベオンが逃げて驚異的な粘りを見せ、最後追い詰める昨年の3歳女王デアリングタクトの猛追をクビ差凌いで優勝。単勝22730円という大波乱を演出した。

 

昨年無敗で牝馬3冠を制したデアリングタクトが、4歳となって初めて臨む事で注目された本レース。ただ彼女の出鼻をくじいたのは、約2年4か月勝ち星から遠ざかっていた最低人気の6歳馬だった。ゲートが開いて馬群の真ん中から飛び出していったギベオンは、外から競りかけるサトノフラッグやポタジェを振り切り堂々の先頭でレースを引っ張る形となった。ただ前日までの雨で馬場がかなり渋っていた事、またハナの奪い合いをした馬たちが、相手が最低人気馬という事もあって、それほどムキにならなかった事が影響したのか、逃げたギベオンにとっては後続との着差以上に、負担のないマイペースでレースを進められた。何せ前半1000mの通過タイムが61秒4。逃げ馬にとってはお誂え向きの、かなり緩やかな流れでレースを進められた。一方、単勝1.4倍の圧倒的支持を受けたデアリングタクトは、馬群の中団でレースを進める。ここから本来なら勝ちパターンに持ち込めたはずなのだが、今日は休養明け初戦のうえに馬場と緩やかなペースに翻弄され、最後は何とか追い詰めるも届かず2着まで。古馬初勝利は次走以降に持ち越しとなった。

 

逆に、逃げたギベオンは全ての要素を味方につけた。マイペースを保って先頭をキープすると最後の直線に入ってもそのスピードは衰えず、残り100mで追いすがるサトノフラッグを振り切ると、ゴール前では外から猛追してきたデアリングタクトをクビ差凌いで鮮やかな逃げ切り勝ちを成し遂げた。

 

勝ったギベオンは父ディープインパクト、母コンテスティッドという血統。デビュー4年目となる鞍上の西村淳也騎手は、30回目の挑戦にして初の重賞勝利。また最低人気の馬が重賞制覇を果たしたのは、1984年のグレード制導入以降では、2020年メイケイダイハード以来1年振り26頭目の快挙だった。

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