天国の総帥に捧ぐ、餞の勝利!

今年の樫の女王はユーバーレーベン!

 

牝馬クラシック第2戦、第82回優駿牝馬が23日、東京競馬場で行なわれ、M.デムーロ騎手騎乗の3番人気ユーバーレーベンが、最後の直線の団子状態から力強く抜け出して優勝。悲願の重賞初勝利をこの大一番で決める結果となった。

 

前走桜の女王に輝いた無敗の白毛馬ソダシが引き続き人気を集めたこのレース。ただその舞台は彼女たちにとって未知の距離となる芝2400m戦。確固たる適性を示している馬が1頭もいない分、実はこれまでの実績以上にどの馬が勝ってもおかしくない状況となっていた。

 

そしてそれは、本番で露呈する結果となる。ゲートが開いてハナの獲り合いを制したのは

前走フローラSを制してここに臨んで来たクールキャット。ところが最内スタートのククナと大外スタートのステラリアもしばらく諦めずに食いついていった為、クールキャットにとってもマイペースの逃げとはならず、前半1000mの通過タイムが59秒9とやや早い流れとなってしまった。そしてこの影響を少なからず受けたのが1番人気のソダシ。道中5、6番手と一見絶好の位置でレースを進めているように見えた彼女だが、見えないところでその流れに翻弄されたが、最後の直線に入って前はキッチリと空いていたものの、そこから伸び切る事が出来ずに失速。結局8着に敗れ、2冠の夢はここで潰える事となった。

 

そんな中、流れに乗ってこの混戦を制したのが、3番人気に推されたユーバーレーベン。ここまで1勝馬ながら2歳GⅠ阪神JFで3着に入ったその能力の高さを証明すべく、道中後方でレースを進めていた彼女は、向こう正面から徐々にポジションを上げていくと、直線に入って一気にギアアップ。横一線の追い比べから残り200mで抜け出すと後続を一気に突き放し、猛追するアカイトリノムスメ、ハギノピリナという4枠2頭を1馬身抑えて、そのまま堂々とゴール板を駆け抜けた。

 

勝ったユーバーレーベンは父ゴールドシップ、母マイネテレジアという血統。彼女を所有するサラブレッド・ラフィアンにとっては初のクラシック制覇。先日3月19日に逝去した元代表岡田繫幸氏に捧げる、大きな餞の勝利となった。

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