【第77回】桜花賞 「桜の女王」の称号はレーヌミノルの手に!!

記事:渡部庄治 写真:山田暢大

曇天の仁川に吹き荒れた春嵐!牝馬クラシック1冠目桜花賞、レーヌミノル戴冠!!

牝馬クラシック一冠目、第77回桜花賞が9日、阪神競馬場で行われ、池添謙一騎手騎乗のレーヌミノルが8番人気の低評価を覆して見事に優勝。桜の女王に輝いた。一方圧倒的1番人気に推された2歳女王のソウルスターリングは、馬場が合わなかったか、3着に終わった。

今年の桜花賞は、1頭の馬を中心に回っていた。ここまで無敗の2歳女王ソウルスターリング。もしここで桜花賞を勝てば、1947年に「桜花賞」と名称変更後史上6頭目となる無敗の桜花賞馬誕生となり、しかも管理する藤沢和雄調教師にとって通算重賞100勝目のメモリアルというオマケまでつく事に。巷ではここはあくまで通過点で、ゆくゆくは史上初無敗の牝馬3冠馬か、悲願の凱旋門賞制覇かという声まで上がっており、中には今回の桜花賞、ソウルの単勝に4000万円以上の集中投資を行なった人物もいたようだった。

ところが、競馬に絶対はない。

レース後多くの競馬ファンはその事を改めて肝に銘じる事になる。ゲートが開いて、大外から激しい先行争いを制したのはカワキタエンカ。そのまま後続を突き離して引っ張る展開に。注目のソウルスターリングはまずまずのスタートから中団よりやや前目の位置で競馬を進めた。一方逆転を狙うアドマイヤミヤビはスタート立ち遅れてなんと最後方から。カワキタのペースで、前半半マイルは46秒5とかなり早い時計になったが、2番手以降はかなり離されたところでまとまっており、馬場の事を考えても必ずしも差し有利の展開とは言えなかった。ライバルはここから届くのか?ソウルにとってはまた一歩勝利に近づいた流れのようにも見えた。ところが3角から4角にかけて、ソウルの様子がおかしい。いつもなら華麗なコーナリングから直線入り口では先団にとりついているのに、ギアが上がらず、直線入ってもまだ先頭からまだ距離のある位置。そのうえいつもの様なキレも見られず、最後も伸びを欠いて後ろから来たリスグラシューにも交わされ、結局3着。完全無欠と見られていた2歳女王は、この大一番で馬場に泣かされる結果となった。

一方、そんな桜の舞台を制したのは、2歳GⅠ3着だった8番人気のレーヌミノル。終始ソウルスターリングの前で競馬を進め、馬場の真ん中直線に入ってから追い出すと、残り200m付近で先頭に。その後後続勢からの追い上げを受けるものの、1/2馬身差凌いでそのまま先頭でゴールした。

勝ったレーヌミノルは父ダイワメジャー、母ダイワエンジェルという血統。今回初コンビとなった鞍上の池添謙一騎手は、同GⅠ15年ぶり2勝目。ただ昨年はシンハライトでゴール前ジュエラーにハナ差差されて2着という悔しい思いをしており、今年はそのリベンジを見事に果たす結果となった。

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