【第17回】アイビスサマーダッシュ 伏兵ラインミーティア、夏の直千王者に!

記事:渡部庄治 写真:山田暢大

デビュー36戦目にして重賞初戴冠ラインミーティア、アイビスSD快勝!

夏の新潟開幕を告げる直千重賞、第17回アイビスサマーダッシュが30日行なわれ、西田雄一郎騎手が騎乗した8番人気の伏兵、ラインミーティアが上がり31秒6という鬼脚を見せ、見事重賞初制覇を成し遂げた。

出走馬16頭のうち11頭が直線競馬で勝利経験があるという、いわば「千直のスペシャリスト」が集まったこのレース。一方直千競馬初参戦組も、重賞で入着経験を持つ馬など確固たる実績を持った馬が集まっており、その能力に大きな差は感じられなかった。そんな中今回1番人気に推されたのは、5歳牝馬フィドゥーシア。前走初めて走った直千競馬では今年1番の時計を叩き出しており、ここでも十分通用すると判断されてのものだった。ただ相手にはGⅠ3着の実績あるアクティブミノル、昨年の同レース2着馬ネロなども人気を集めており、上位人気は拮抗していた。

ところがこのレースを制したのは、8番人気の伏兵だったのである。

ゲートが開いて各馬が一斉に外ラチに向かって進路を取る中、まず抜け出したのは想定通りのフィドゥーシア。そのすぐ後ろに3歳馬レジーナフォルテと前走重賞3着馬アクティブミノルという2頭の人気馬が追走し、ネロは中団からの競馬となった。先頭のフィドゥーシアは快調に飛ばしていたが、追走する2頭が前を煽る形になってしまったのが災いしたが、600mの通過タイムは32秒2となかなかに速いペースとなっていた。そしてこれがゴール前100mで戦況を大きく変える要因となってくる。

道中徐々に後続を突き放していくフィドゥーシア。残り300m付近では完全に1馬身ほど抜け出して先頭に立っており、そのまま押し切るかに見えた。ところがその後ろからもの凄い脚を見せ並びかけてくる馬が。それが、8番人気の7歳馬ラインミーティアだった。今年入って3回直千競馬を走っており、ここ2戦は共に4着と惜しい競馬をしていた馬だったが、3回中良馬場での2回でみせた上がり31秒6の脚は並みでないという事を、この大一番で証明するような末脚となった。最後は前を走るフィドゥーシアをゴール前クビ差かわし、見事1着でのゴールを決めたのだった。

勝ったラインミーティアは父メイショウボーラー、母アラマサフェアリーという血統。同馬は36戦目にして初の重賞制覇となったが、その陰にはここまで現役最多の203戦という直千競馬をこなしてきた「千直の達人」西田雄一郎騎手の手綱捌きによるところも大きかった。

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