【第53回】新潟記念 タツゴウゲキ、サマー2000王戴冠!

記事:渡部庄治 写真:山田暢大

見たか、これが重賞馬の意地!タツゴウゲキ、重賞連勝で新潟記念制覇!

夏の新潟開催を締めくくる伝統の一戦、第53回新潟記念が3日行なわれ、前走小倉記念を制していながら6番人気と人気を落としていたタツゴウゲキが見事に優勝。夏の重賞2連勝でサマー2000シリーズのチャンピオンに輝いた。

過去10年で1番人気が1勝しかしていないという波乱色の強いこのレース。それに惑わされたか、今年も単勝1ケタ台の馬が5頭出て来るという混戦振り。驚くべきことに重賞未勝利のアストラエンブレム、トーセンバジルが1、2番人気に推され、サマー2000シリーズの函館記念・小倉記念をそれぞれ勝っていたルミナスウォリアー、タツゴウゲキが5番人気・6番人気と人気を落とす事態となっていた。

ところがここで重賞馬が意地を見せるのである。

2コーナー奥のポケットからスタートしたメンバーの外から飛び出したのは17番ウインガナドル。それを見ながら、最内からタツゴウゲキが追いかけていく。人気のアストラエンブレムは3、4番手につけ、トーセンバジル・ルミナスウォリアーは後方待機策をとってレースを進めた。最後の直線が長い事で有名な新潟コースだが、外回りの芝2000mに関して言えばスタートから3コーナーまでの直線距離も948mと相当に長い。そのせいかここでも前半1000mの通過タイムが59秒フラットと速いペースになった。こうなると後方で脚を溜めている組が有利な流れになったように見えるが、スタート1F後からペースをゆっくりと落としていた事が功を奏したか、そう簡単には決まらなかった。4角回って直線に入っても前のペースは全く落ちない。中でも2番手で競馬をしていたタツゴウゲキは直線向いてから早めに先頭に立ち後続を引っ張る形に。後方で脚を溜めていた馬達も怒涛の脚で飛んでくるものの、前で走る馬達に上がり34秒台で走られてはさすがに太刀打ちできない。結局先頭を走っていたタツゴウゲキがゴールまで粘り切って優勝。重賞連勝でサマー2000シリーズチャンピオンの座を我が手の内にした。

勝ったタツゴウゲキは父マーベラスサンデー、母ニシノプルメリアという血統。鞍上の秋山真一郎騎手は前走に次いで2回目の騎乗で重賞2連勝を達成したが、彼のこの日の乗り鞍はこのレースだけだった。まさに一鞍入魂の騎乗が勝利を呼び込む結果となったのである。

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