【第62回】京成杯AH グランシルク、10度目の正直!

記事:渡部庄治 写真:山田暢大

通算10度目にして大輪開花!グランシルク、人気に応えて重賞初制覇!

秋の中山開幕週を舞台に繰り広げられるサマーマイルシリーズ最終戦、第62回京成杯AHが10日行なわれ、田辺裕信騎手騎乗のグランシルクが見事1番人気に応えて優勝。念願の重賞初制覇を成し遂げたのと同時に、ウインガニオンと並んで今年のサマーマイル王の称号を手に入れた。

昨年ロードクエストがこのレースを制して1番人気の連敗記録が13でストップしたが、それでも中山競馬場で行われた過去9回で、1番人気が連絡みしたのはこの1回だけというこのレース。そんな中今年の1番人気に推されたのが5歳馬グランシルク。なかなか勝ち切れない印象があるものの、今年に入って馬券圏内を外した事が1度もないという堅実派で、前走の中京記念も2着と惜敗していた。そろそろ善戦マンを卒業したいという思いは、陣営もファンも同じだったのだろう。その意気込みと気持ちが、彼を1番人気に押し上げたという面もあったかもしれない。

そして彼はその周囲を取り巻く気持ちに、見事応えるのである。

ゲートが開いてまず飛び出したのは、大方の予想通り、前走関屋記念を逃げ切ったマルターズアポジー。58kgのトップハンデをものともせず、並びかけるウインフルブルームを2馬身突き放してレースを引っ張る形になった。ただいかに開幕週だったとはいえ、最初の1000m57秒1はいささか早すぎた。前につけていた馬は直線に入ると軒並み失速。マルターズアポジーですら最後まで粘り切れず4着までが精一杯だった。

そんな中この速い流れを見事に自分の味方にしたのが1番人気のグランシルク。あの速いペースの中、同馬だけは自分のペースでレースを進め、4角に入ってようやく外から仕掛けた。このタイミングが功を奏したのか、直線に入るとメンバー最速の上がりで前を走る馬達を次々に変わし、残り150mでアッサリ先頭に。最後はそのまま後続に2馬身弱の差をつけて見事1着でゴール板を駆け抜けた。

勝ったグランシルクは父ステイゴールド、母ルシルクという血統。デビュー以来惜敗続きで悔しい思いをしていた同馬だったが、今回通算10度目の重賞挑戦にして初の重賞制覇となった。

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