【第68回】毎日王冠 リアルスティール、1年半ぶりの勝利!

記事:渡部庄治 写真:山田暢大]

これぞ海外GⅠを制した漢の意地!リアルスティール、毎日王冠快勝!

ここから約2か月間続く秋の東京開催。その開幕を告げる伝統レース、第68回毎日王冠が8日行なわれ、M.デムーロ騎手騎乗の3番人気リアルスティールが最後の直線早めの抜け出しからそのまま押し切り優勝。海外GⅠホースの意地を見せつけた。一方1番人気に推された3歳牝馬ソウルスターリングは果敢に先頭でレースを引っ張っていくも直線失速して8着に敗れた。

天皇賞(秋)の前哨戦として毎年豪華な顔ぶれが集まり、巷では「スーパーGⅡ」という言葉で形容される事もあるこのレース。今年も出走メンバー12頭のうちGⅠ馬5頭を含む重賞勝ち馬8頭という例年に負けず劣らずの豪華メンバーが集まった。なかでも注目は今年のオークスを制した3歳牝馬ソウルスターリング。秋初戦は初の混合戦、しかも古馬相手というレースとなったが、これまで見せてきた圧倒的強さと3歳牝馬が受けられるハンデの恩恵が後押しとなって、単勝2倍の1番人気に推された。

ところがこのレースは彼女にとって、まさに試練のレースとなった。

ゲートが開いて、先行勢が牽制しながら飛び出していくなか、最内から押し出されるように先頭に立ったのが、ソウルスターリング。デビュー以来初めて逃げる展開になったが、これもやむ無しという感じでルメール騎手は後続に1馬身の差を保ってレースを引っ張る。最初の1000m1分フラットという文句なしのペースで逃げたルメール騎手の手綱捌きはさすがだったが、やはり3歳牝馬が百戦錬磨の古馬・オトコ馬勢に後ろからプレッシャーをかけられるのはやはり厳しかったのだろう。直線に入って後続勢に一気に差を詰められると粘り切れずに失速。結局8着という苦い結果に終わった。

一方オトコ馬の意地を見せた筆頭格が昨年のドバイターフを制したリアルスティールである。前走から約7か月ぶりのレースとなったが、道中中団でレースを進めた同馬は直線に入ると一気にギアを上げて追い出しを開始し、一気に先頭へ。そのまま押し切りを図り、後ろから安田記念馬サトノアラジンの猛追を受けるも最後はクビ差振り切って1着入線。実に1年半ぶりの勝利を収める結果となった。

勝ったリアルスティールは父ディープインパクト、母ラヴズオンリーミーという血統。鞍上のM.デムーロ騎手は先週のスプリンターズSに続いて2週連続の重賞制覇となったが、意外にも外国人騎手が日本馬でこの毎日王冠を制したのはレース創設以来初めての事であった。

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