【第22回】秋華賞 ディアドラ、3連勝でGⅠ初戴冠!

記事:渡部庄治 写真:山田暢大

雨を味方に最後の1冠奪取!ディアドラ、秋華賞制覇!

3歳牝馬3冠最終戦、第22回秋華賞が15日京都競馬場で行われ、ルメール騎手騎乗の3番人気馬ディアドラが雨馬場の中素晴らしい差し脚を見せて優勝。春2冠の雪辱を秋の京都で見事晴らす結果となった。

春季牝馬クラシック戦線の中心にいたソウルスターリング、アドマイヤミヤビが不在となった牝馬3冠最終戦。人気の中心となったのは牡馬相手にNHKマイルCを制したアエロリット。前走のクイーンSでは古馬相手プラス1Fの距離延長も苦にしない走りで完勝しており、同世代同志であれば能力は上のいう評価からのものだった。ただ前述の3頭と共に春のクラシック戦線を賑わせたリスグラシュー、モズカッチャン、そしてファンディーナ。またひと夏を超えて著しい成長を見せていたラビットラン、ディアドラあたりも差のない評価を受けており、上位6頭までが単勝1ケタ台という混戦模様となっていた。

ただ週中からの雨模様が、彼女らの明暗を分ける結果となったのである。

ゲートが開いて馬群の真ん中から飛び出していったのは、大方の予想通りカワキタエンカ。外から追走するファンディーナやアエロリットを終始1馬身ほど引っ張る形でレースは進んだが、人気馬2頭のプレッシャーを背中に感じたからか、前半1000mの通過タイムは59秒1とこの馬場にしてはかなり速い流れとなってしまった。こうなると前で競馬を進めていたメンバーにとっては苦しくなる。案の定アエロリット、ファンディーナは最後の直線で失速。それぞれ7着、13着という結果に終わった。

変わってこの流れを制したのは、後方待機勢。まず5番手の位置で前を追走していたオークス2着馬モズカッチャンが直線に入って先頭に立ちそのまま押し切りを図るも、すぐその外からリスグラシューが前を捕まえにかかる。そして更にその外から前述2頭をまとめて交わしにかかったのが、前哨戦紫苑Sを制したディアドラだった。リスグラシューのすぐ後ろについて前に上がっていった彼女は、雨馬場も味方につけてメンバー最速の上がりで先頭に立ち、最後は1馬身以上の差をつけてゴール板を駆け抜けた。

勝ったディアドラは父ハービンジャー、母ライツェントという血統。馬主の森田藤治氏は御歳84の重鎮馬主が、同馬が前走で紫苑Sを制するまで重賞未勝利だった。ところがそこから僅か1ヶ月後のGⅠ制覇。彼女は森田氏にとってまさに最大の孝行娘となったのである。

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