【第55回】アルゼンチン共和国  スワーヴリチャード、3歳馬の意地見せた完勝劇!

記事:渡部庄治 写真:山田暢大

ダービー2着の意地見せて古馬勢一蹴!スワーヴリチャード、AR共和国杯制覇!!

暮れの古馬中距離GⅠを占ううえで重要な一戦となって来る、第55回アルゼンチン共和国杯が5日東京競馬場で行われ、M.デムーロ騎手騎乗の3歳馬スワーヴリチャードが、1番人気に応えて見事優勝。同馬にとって初の古馬対決だったが、上の世代に今年のダービー2着馬としての意地を見せる形となった。

「クラシックディスタンス」と言われる芝2400m戦より僅かに100m長い東京芝2500m戦で行われているこのレース。近年はこの後行われるジャパンカップや有馬記念で結果を出す馬が多く出るようになっており、GⅠの狭間週に行われるにも拘らず注目の高いものとなっている。そんな中今年の1番人気に推されたのが、この春行われたダービーで2着に入ったスワーヴリチャード。これまで東京コースはパーフェクト連対と、コース適性も抜群という事もあり、単勝配当2倍と高い支持を受けていたが、その一方、彼にとって初の古馬対決、しかも相手は昨年同レース2着馬のアルバートを筆頭に骨のあるメンバー揃いで、数字ほどの一方的な人気傾向にはなっていなかった。

それでも彼はダービー馬2着馬の意地を、しっかりと見せつける走りを披露するのである。

スタンド前のゲートが開いて1コーナーまで行われた激しいハナの取り合いを内から制したのがマイネルサージュ。その後9歳馬のカレンミロティックが続き、人気のスワーヴリチャード、アルバートは中団で競馬を進めた。最初の1000mは60秒4。一見平均ペースで流れていているように見えるが、昨年の1000m通過タイムが61秒6だった事を考えると、今年はやや速かったといえるかもしれない。その証拠に、先行していた2頭は直線に入るときっちり失速。後続馬群にあっさりと呑み込まれていった。そしてそこから生まれた団子状態からいち早く抜け出したのが、1番人気のスワーヴリチャード。直線入り口まで馬群の内側で脚を溜めていた同馬は残り300mで内から抜け出すと見る見る間に後続に差を広げ、気づけば後続に2馬身半の差をつけて先頭でゴール板を駆け抜けた。

勝ったスワーヴリチャードは父ハーツクライ、母ピラミマという血統。このレースで3歳馬が勝利を収めたのは1997年のタイキエルドラド以来21年ぶりの事。また外国人騎手がこのレースを制したのは、レース創設史上初めての快挙であった。

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