【第42回】エリザベス女王杯 3歳馬モズカッチャン、混戦のエリザベス女王杯を断!

記事:渡部庄治 写真:山田暢大

惜敗続きのGⅠ戦にピリオド打って悲願のGⅠ初制覇!モズカッチャン、エリザベス女王杯戴冠!

秋の最強牝馬決定戦、第42回エリザベス女王杯が12日京都競馬場で行われ、M.デムーロ騎手騎乗の5番人気モズカッチャンがゴール前の接戦を制して優勝。牝馬クラシックで惜敗続きだった3歳馬が、ようやくここで見事GⅠ初制覇を成し遂げる結果となった。

ここ4年程毎年混戦模様になっているこのレース。今年もGⅠ馬4頭を含む重賞馬13頭が参戦して来ており、海外GⅠを制覇しここで1番人気に推されていたヴィブロスも、全く予断を許さない状況となっていた。また秋華賞の1~3着馬が挙って参戦してきたのも2006年以来11年ぶりの事で、3歳馬勢の勢いVS古馬の経験というところも注目すべきところとなっていた。

そして本番。ゲートが開いて最内からクインズミラーグロが引っ張っていく中、1番人気のヴィブロスは4,5番手の位置。その後ろに3歳馬モズカッチャンがついて、ルージュバック、ディアドラなどその他の有力馬は後方で足を溜める作戦に出た。クインズミラーグロが先頭に立とうとしたクロコスミアを勢いよく制してハナを主張していった為、一見やや速いペースになったかとも思われたが、蓋を開けてみると前半1000m62秒ちょうどとゆったりしたペースに。こうなると後方で待機して最後の直線に賭けたルージュバック、ディアドラには厳しい流れになってしまった。2番手につけたクロコスミアが粘れる流れで後方待機勢は全滅。唯一このペースを嫌って早めに仕掛けていったミッキークイーンだけが何とか3着に食い込んで来たのが最高順位となった。また前で競馬をしていた1番人気馬ヴィブロスは、位置こそ良かったものの初の2200m戦に戸惑ったか5着に終わった。

そんな中最も完璧なレースを見せたのがM.デムーロ騎手騎乗の3歳馬モズカッチャン。道中5、6番手でレースを進めた同馬は3角あたりから徐々に進出を開始し、直線に入って前が空くと、そこから一気に加速して先頭を捉えにいった。そしてゴール前逃げ粘るクロコスミアをクビ差捕まえた所でゴールとなった。

勝ったモズカッチャンは父ハービンジャー、母サイトディーラーという血統。鞍上のM.デムーロ騎手は今年GⅠ5勝目と年間GⅠ最多勝利数にあと1つと迫ったが、管理する鮫島一歩調教師、所有する(株)キャピタルシステム、生産牧場の目黒牧場にとっては、挙って悲願のGⅠ初制覇となった。

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