【第37回】ジャパンカップ  シュヴァルグラン、JC制覇でGⅠ善戦マン返上!

記事:渡部庄治 写真:山田暢大

姉と妹に続いて念願のGⅠ初制覇!シュヴァルグラン、ジャパンカップでGⅠ初奪取!

秋の東京最終週の大一番、第37回ジャパンカップが26日行われ、ヒュー・ボウマン騎手騎乗の5番人気馬シュヴァルグランが直線100mで前を走るキタサンブラックを捉えて見事に優勝。7度目の挑戦にして、念願のGⅠ初戴冠を成し遂げた。

外国馬4頭を含む全17頭で繰り広げられる事になった今年の本レース。その中でもやはり最大の注目を集めたのが、昨年の年度代表馬キタサンブラック。今年引退を決めているにもかかわらず、前走雨の天皇賞秋では神がかりな走りを見せ、見事に天皇賞春秋連覇を成し遂げており、引退までの残り2戦、満を持してここに出走してきていた。そしてその対抗1番手として挙げられていたのが今年のダービー馬レイデオロ。秋初戦の神戸新聞杯を勝利してからは菊花賞には目もくれず、ここ1本に絞ってきた。3歳世代最強馬が歴戦の古馬相手にどういった競馬を見せるのか。その点にも併せて注目が集まっていた。

ただその2頭をゴール前でねじ伏せたのが、GⅠ未勝利の善戦マンだったのである。

スタント前からスタートしてポンと飛び出していったのが1番人気キタサンブラック。ハナを獲りに来る他の馬を軽くあしらって先頭に立つとそのままレースを引っ張っていく存在となった。最初の1000m60秒2と平均ペースにまとめ、その後も自分のペースを崩さずにレースを進めたまま直線へ。それは誰の目から見てもキタサンブラックの勝ちパターンだった。ところがである。いつもならゴール前まで後続に詰め寄られも驚異的な粘りを見せて最後馬体を残すのに、今回はそのいつもの粘りが見られない。実はゴール前左前が落鉄をしていたとの事で、粘り切ることが出来ず、結局3着に終わった。

そしてそんなキタサンブラックをゴール前交わした馬こそ、シュヴァルグランだったのである。いつもは中団で競馬を進めていた本馬だが、今回はキタサンブラックを見ながら4.5番手でレースを進め、そのまま楽な手応えのまま直線に入ると、そこからギアを上げて前を捉えに掛かり、残り100mでキタサンブラックの前に出たのである。そして最後は詰め寄るレイデオロの猛追を1馬身ほど振り切って、そのまま先頭でゴール板を駆け抜けた。

勝ったシュヴァルグランは父ハーツクライ、母ハルーワスウィートという血統。シュヴァルグランにとっては7回目のGⅠ挑戦にして初の制覇。と同時にこの勝利により姉のヴィルシーナ、妹のヴィブロスに次ぐ3兄弟GⅠ制覇という快挙を達成した。

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