【第18回】チャンピオンズカップ  ゴールドドリーム、JRAダートGⅠ春秋制覇!

記事:渡部庄治 写真:山田暢大

これぞ世界トップ騎手の手綱捌き!伏兵ゴールドドリーム、チャンピオンズC制覇!

秋のダート王決定戦、第18回チャンピオンCが3日中京競馬場で行われ、R.ムーア騎手騎乗の8番人気馬ゴールドドリームが最後の直線怒涛の追い込みを見せて粘るテイエムジンソクを見事差し切って優勝。JRAダートGⅠ春秋連覇を成し遂げた。

とにかく2017年のダート重賞戦線は大混戦だった。どのくらいの混戦振りだったかというと、地方・海外の交流重賞を含め、今年GⅠ(jpnⅠ)を2勝した馬はコパノリッキーただ1頭という混戦振り。今回のこのレースも、どれが勝っても全くおかしくない状況だった。そんな中、最終的に1番人気に推されたのはテイエムジンソク。並み居るGⅠ馬をよそに、今年8戦して1度も馬券圏内を外す事無く、前走前哨戦のみやこSを快勝したその勢いが買われての事だった。その一方で前述したコパノリッキーは9番人気、今年のフェブラリーSを制したゴールドドリームは8番人気、韓国GⅠを制したロンドンタウンは7番人気と実績ある馬の中でも人気を落としている馬も見受けられた。勢いが上か?実績が上か?そういうところにも注目が集まっていた。

そんな中レーススタート。スタート前からゲートが開いてポンと飛び出していったのは最内から今年2冠のコパノリッキー。外から並びかけるテイエムジンソクを交わして1馬身ほど前に出たまま隊列を引っ張る形に。それに対し昨年の1、2着馬サウンドトゥルーとアウォーディー、また今年のフェブラリーSを制したゴールドドリームなどは中団から後方に待機してレースを進める流れになった。ただ最初の1000m61秒6と比較的ゆったりと流れたのは前に行くコパノリッキー・テイエムジンソクにとっては好都合だったのかもしれない。現実この2頭は最後まで粘って2、3着を死守し、逆に後ろにつけたサウンドトゥルー、アウォーディーは持ち味を殺される形になってしまったのである。

ところがその流れを無視して、見事な末脚を披露した馬がいる。それが今年のフェブラリーS馬ゴールドドリーム。ドバイ遠征で世界の壁を目の当たりにし、闘気を失っているようにも見えていた本馬だったが、今回鞍上に世界のR.ムーア騎手を迎えて再び闘気を取り戻したのかもしれない。4コーナーまで脚を溜めていた同馬は直線に入ると一気にギアを上げて加速し、上がり35秒2という鬼脚を見せて逃げる2頭をゴール前で捉え、見事1着でゴールした。

勝ったゴールドドリームは父ゴールドアリュール、母モンヴェールという血統。その年のJRAダートGⅠ2戦を独占したのは2011年のトランセンド以来6年ぶり史上3頭目の快挙。鞍上のR.ムーア騎手にとっては前日のステイヤーズSに次いで2日連続の重賞制覇となった。

【競馬ブロス】競馬ニュースとは?

【競馬ブロス】における競馬ニュースは、競馬開催週のあるレースに焦点をあて、ピックアップした情報を配信するコンテンツです。対象のレースは重賞だけではありません。毎週、【競馬ブロス】独自の情報を、配信しておりますので、見逃されることなくチェックしてください!
タイトルとURLをコピーしました