【第69回】阪神ジュベナイルF  今年の2歳女王はラッキーライラック!

記事:渡部庄治 写真:山田暢大

その末脚、親譲りにつき!快速娘ラッキーライラック、阪神JF制覇!

2歳女王決定戦、第69回阪神JFが10日行なわれ、石橋脩騎手騎乗の2番人気ラッキーライラックが力強い末脚で前を走るリリーノーブルを交わして見事に優勝。無傷の3連勝で2歳女王の座を射止めた。

昨年の2歳牝馬戦線はソウルスターリング、ミスエルテという2頭のフランケル産駒がターフを席巻していたが、今年の2歳牝馬戦線を席巻しているのがロックディスタウンとラッキーライラックという2頭のオルフェーヴル産駒。いずれも2戦2勝でここに駒を進めてきていた。現役時代はGⅠ6勝、凱旋門賞2年連続2着と日本競馬界に輝かしい実績を残した至宝が今年初めて送り出した娘たちが期待以上の活躍をしており、初年度からGⅠ戴冠という快挙を成し遂げるかどうか、ファンの期待も高まっていた。それは彼女たちが上位2人気を占めた事からも解るところだった。

ところが本番ではこの2頭の明暗が大きく分ける結果となった。

ゲートが開いてラスエモーショネスがレースを引っ張る中、2頭のオルフェーヴル産駒は揃って中団から競馬を進める。ところがこの段階で2頭には明らかな差が見られた。ラッキーライラックがスムーズに折りあっていたのに対し、レース前からテンションの高いところを見せていたロックディスタウンは、スタートしてから一気に3番手まで上がって再び位置を下げるなど、折り合いがついているとは言い切れないレース展開だった。この差が最後の直線で露わになる。直線思ったような伸びを見せられず9着に終わり、1番人気を裏切る形になってしまったロックディスタウンに対し、ラッキーライラックは最後の直線メンバー最速タイとなる33秒7という素晴らしい脚を見せて先に抜け出していたリリーノーブルをあっさりと交わし、結局後続に1馬身弱の差をつけて堂々ゴール板を駆け抜けた。

勝ったラッキーライラックは父オルフェーヴル、母ライラックスアンドレースという血統。新種牡馬の産駒がこのレースを勝ったのは2006年のウオッカ以来11年ぶり。また鞍上の石橋脩騎手は2012年ビートブラックで天皇賞(春)を制して以来、自身2度目のGⅠ制覇となった。

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