【第67回】スプリングS  ステルヴィオ、打倒ダノンプレミアムへ堂々名乗り!

記事:渡部庄治 写真:山田暢大

皐月候補はダノンだけじゃない!ステルヴィオ、スプリングS制覇!

皐月賞への最終便となる伝統の前哨戦、第67回スプリングSが18日、中山競馬場で行われ、C.ルメール騎手騎乗のステルヴィオが見事1番人気に応える形で快勝。皐月賞最有力と目されるダノンプレミアムの相手筆頭として、堂々の名乗りを挙げる形となった。

皐月賞トライアルとしては弥生賞より歴史が古い本レース。ただ皐月賞までの期間が弥生賞より短くなる為、本番までの調整が難しいようで、2歳戦で活躍していた馬は大抵弥生賞の方から始動していくケースが多い。そんな中、朝日杯FSで2着となったステルヴィオは、ダノンプレミアムと路線を分ける形でこちらを選択してきた。メンバーも弥生賞と比べると重賞勝ち馬ゼロ、連対馬もステルヴィオただ1頭と、レベルが低く、ステルヴィオにとっては皐月賞に向け、まさに「絶対に負けられない戦い」となった。

そんな中レースはスタート。ゲートが開いてまず飛び出したのは大方の予想通り、コスモイグナーツ。果敢にハナを奪って後続を引っ張り、最大10馬身近く離すシーンもあった。ただその1000m通過タイムが59秒6と荒れ馬場の割にはやや速いペースのようにも見えたが、2番手以降は寧ろスローに流れており、決して差し馬有利という展開ではなかった。その証拠に、2番手を追走していたエポカドーロは早めに抜け出し、残り200mで先頭に立った時もまだ脚に余裕があった。そのまま押し切るかと思われた矢先、外から猛追をかけたのが1番人気ステルヴィオ。道中中団でレースを進め、3コーナーから徐々に位置を押し上げていくと、上がり34秒1というメンバー最速の脚でゴール前エポカドーロを捉え、最後ギリギリハナ差交わしてゴール。着差以上に強い勝ち方を見せる形になった。

勝ったステルヴィオは父ロードカナロア、母ラルケットという血統。なかなか1番人気が勝てない事で知られる重賞だったが、2013年のロゴタイプ以来5年ぶりの1番人気馬による勝利。過去10年で1番人気でこのレースを制した馬は3頭いるが、そのいずれもが皐月賞を制しており、グレード制導入後の1984年から見ても(5.3.2.2)と複勝率は83%とかなり高い。そういう意味でも、次のGⅠに向けて楽しみな結果となった。

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