【第53回】フローラS サトノワルキューレ、直線一気の鬼脚見せて快勝!

記事:渡部庄治 写真:山田暢大

里見治氏悲願の牝馬クラシック参戦へ!サトノワルキューレ、フローラS制覇!

牝馬クラシック第2戦、オークスに向けて最大の前哨戦となる第53回フローラSが22日東京競馬場で行われ、M.デムーロ騎手騎乗のサトノワルキューレが1番人気に応えて見事に優勝。樫獲りに堂々の名乗りを挙げた。

オークスのトライアルレースと位置付けられながら、2010年にアパパネと同着でオークスを制したサンテミリオン以降、本レースを勝ってオークスを制した馬は出ていない。それが影響してなのか、今年からオークスの優先出走権がそれまでの上位3頭から2頭に変更になり、非桜花賞路線組からすると一層狭き門となった。そんな中、堂々の1番人気に推されたのが、M.デムーロ騎手騎乗のサトノワルキューレ。前走では阪神芝2400m戦のゆきやなぎ賞で牡馬相手に最後方からまとめて差し切り優勝した。今回は重賞とはいえ2Fの距離短縮で行う牝馬限定戦。しかも舞台も直線の長い東京とくれば、注目されるのはむしろ当然と言えた。

ただ彼女はこの舞台で、我々の想像をはるかに超える強さを見せる事になる。

ゲートが開いて、真ん中からデュッセルドルフが引っ張る展開のなか、サトノワルキューレは出負けして最後方からの競馬。ただ前が強いハナの奪い合いにならなかった為、前半1000mは61秒1と開幕週としてはかなりゆったりとしたペースとなった。現実前から2番手で競馬を進めていたノームコアと3角ではそのノームコアの後ろにつけていたパイオニアバイオは、直線入れ替わりはあったものの、そのまま2頭とも粘って2、3着を堅守している。つまり本来なら到底後ろから行った馬が先頭まで届く展開ではなかったのである。

ところがその常識を覆す走りを見せたのがサトノワルキューレだったのである。4角過ぎて直線に入ってもなお最後方にいた彼女だったが、そこから一気にギアを上げて加速すると、メンバー最速となる上がり33秒4という圧巻の末脚を見せて前を走る15頭をごぼう抜き、最後は早め抜けだして先頭粘っていたパイオニアバイオをクビ差交わして見事1着でゴール板を駆け抜けた。勝ち時計は1分59秒5.これは2016年、チェッキーノが出した1分59秒7を0秒2上回るレースレコードとなった。

勝ったサトノワルキューレは父ディープインパクト、母ヒアトゥウィンという血統。所有する里見治氏にとって今年のクラシックにはまだ愛馬を送り込めていない淋しい状況だっったが、ここでようやく1頭枠を確保する形となった。しかも意外な事に、このまま順調にいけば、同馬は里見氏が牝馬クラシックに挑戦する最初の1頭となる。

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