【第157回】天皇賞(春) レインボーライン、悲願の春盾戴冠!

記事:渡部庄治 写真:山田暢大

GⅠ挑戦10戦目にして初の戴冠達成!レインボーライン、天皇賞(春)制覇!

伝統の古馬長距離GⅠ、第157回天皇賞(春)が29日京都競馬場で行われ、岩田康誠騎手騎乗の2番人気レインボーラインが最後の直線馬群をスルスルと抜けて前を差し切り優勝。見事春盾を手にし、悲願のGⅠ初制覇を成し遂げた。

GⅠ馬はわずかに1頭という顔ぶれの中行われた今回のレース。そんな中1番人気に推されたのはやはりその唯一のGⅠ馬シュヴァルグラン。前走大阪杯大敗も、休み明け初戦、2000mという距離を考えれば度外視してよい内容。鞍上もジャパンカップを勝たせたボウマン騎手に替わり、巻き返しは確実だった。そこに待ったをかけるのがGⅠ初戴冠を狙うGⅠ善戦組、レインボーラインとクリンチャー。そこに新進気鋭組のガンコ、サトノクロニクルが絡んでまさに状況は大混戦と言った印象だった。

そんな中レースはスタート。ゲートが開いて大方の予想通りヤマカツライデンが引っ張っていくペースになったが、有力どころは自分たちの位置でそれぞれ競馬を進めていた。それでも全体的に逃げ馬に引っ張られる流れになっていたようで、最初の1000mは60秒1と、長距離戦にしてはなかなか速いペースになっていた。こうなると前で競馬をしていた馬にとっては厳しい流れになってしまったようで、それは3番手で競馬を進めていたガンコが直線大きく失速していったことからも見て取れた。注目の1番人気シュヴァルグランも前目で競馬から直線早めに抜け出し、そのまま押し切りを図ったものの、最後粘り切れなかったという点にも起因しているかもしれない。

一方、この流れを上手く掴んだのが2番人気のレインボーライン。後ろから徐々にポジションを上げていった同馬は、直線に入るとメンバー最速の脚で馬群の隙間を縫うように抜けていき、最後は逃げるシュヴァルグランを内からクビ差交わして優勝した。ただ、ゴール入線後歩様に違和感を感じた岩田騎手はすぐに下馬。結果右前脚跛行と大事には至らなかったが、やや後味のスッキリしない勝利となってしまった。

勝ったレインボーラインは、父ステイゴールド、母レーゲンボーデンという血統。鞍上の岩田康誠騎手にとっては2008年のアドマイヤジュピタ以来10年ぶり2回目の天皇賞(春)制覇。管理する浅見秀一調教師にとっては1998年のメジロブライト以来20年ぶり2回目の春天制覇となった。

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