【第13回】ヴィクトリアマイル ジュールポレール、兄妹マイルGⅠ制覇!

記事:渡部庄治 写真:山田暢大

リスグラシュー、またも悲願にハナ差届かず!伏兵ジュールポレール、雨のヴィクトリアマイル制覇!

春のマイル女王決定戦、第13回ヴィクトリアマイルが13日東京競馬場で行われ、幸英明騎手騎乗の8番人気ジュールポレールがゴール前の接戦をハナ差制して優勝。自身の重賞初勝利をGⅠという大舞台で成し遂げた。

今年で13回目を数える府中のマイル女王決定戦は、雨の中での対戦となった。ただその雨も本格的に振り始めたのは昼過ぎからで、馬場も「稍重」発表でありながら、そこまで水分含有量は多くなかったのではという話もあった。それは1分32秒3という勝ち時計を見ても伺い知る事が出来る。前日の京王杯SCでレコードタイムが出ていたように、今週の東京競馬場は高速馬場で、それは雨が降っても変らなかったという事だろう。現に前半半マイル46秒8で入りながら、後半半マイルは45秒5という時計が出ていたのである。

そんな中1番人気に推されていたのが今回GⅠ6戦目の挑戦となるリスグラシュー。これまで彼女はGⅠで2着を3回拾いながら、勝利まではなかなか届かないでいた。ただ古馬になって2走前の東京新聞杯で牡馬相手に完勝劇を見せるなど、充実の一途を辿っており、今度こそという気概マンマンでの参戦だった。

ところが結果として、この雨が彼女の感覚をわずかに狂わせる結果となる。

ゲートが開いて重馬場巧者のカワキタエンカが飛び出していく中、リスグラシューは後方5,6番手でじっと待機する作戦に。本来ならその位置から末脚に賭ける作戦で良かったのだが、この雨が前半の流れをいつもよりスローにさせる要因となってしまった。結果、リスグラシューは直線32秒9という鬼脚を見せながら、外枠発走という点も影響して最後ハナ差届かずにまたしても2着に終わった。

一方、その流れを上手く手の内入れたのが、8番人気の伏兵ジュールポレール。道中、馬群の真ん中あたりでレースを進めていた彼女は、直線に入ると長く良い脚を使いながらグイグイと進出し、遂には先頭を走るレッドアヴァンセをかわし、前述のリスグラシューの猛追を振り切って、見事1着でゴール板を駆け抜けた。

勝ったジュールポレールは、父ディープインパクト、母サマーナイトシティという血統。彼女の兄であるサダムパテックも2012年にマイルCSを勝っており、彼女にとっての重賞初勝利は「兄妹マイルGⅠ制覇」という大きなオマケがつく結果となった。

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