【第35回】エプソムカップ サトノアーサー、待望の初重賞制覇!

記事:渡部庄治 写真:山田暢大

雨の府中を味方につけてサトノアーサー、エプソムカップ快勝!

春の東京開催最後の芝重賞となる第35回エプソムCが10日、東京競馬場で行われ、戸崎圭太騎手騎乗の2番人気サトノアーサーが大外枠スタートから雨馬場の府中で素晴らしい脚を見せて優勝。念願の重賞初制覇を成し遂げた。

平成最後のエプソムカップは12年ぶり雨のレースとなった。そんな中人気の中心に据えられたのが2頭の4歳馬、ダイワキャグニーとサトノアーサー。過去10年で4歳馬が7勝と圧倒的優勢なところを見せていた事もこの後押しに繋がっていたものの、この2頭はいずれも重賞未勝利。どちらが勝っても重賞初戴冠となるところだった。

ただこの12年ぶりの雨が、この2頭の明暗を分けていく結果となる。

ゲートが開いて、真ん中からスマートオーディンが飛び出していく中、大外のサトノアーサーはこれまでにないほど良いスタートを決めて中団につける。一方ダイワキャグニーも難なくスタートを決めて好位で競馬を進めていた。最初の1000m59秒6とやや速いかというペースでレースは進んだが、後半に入った頃から2頭の明暗が分かれて来る。中団で待機していたダイワキャグニーだったが、初めての重馬場に戸惑ったか、4角に入る頃から手応えが怪しくなり、直線に入ってもいつもの伸びが全く見られなかった。結果14着の大惨敗。本レース創設以来1番人気馬がマークしたワースト着順となった。

対してこの雨馬場の中最高のパフォーマンスを見せたのが、サトノアーサー。スタートが良かった分いいところで競馬を進められた同馬は、3歳時に菊花賞やきさらぎ賞などで重馬場を経験していた分、戸惑うところは全く見受けられないままポジションを上げていき、直線に入ると、力強い脚で前を強襲。残り200m付近では堂々の先頭に躍り出た。そしてそのまま後ろから飛んでくるハクサンルドルフ、グリュイエール等の追撃を退けたままゴール。彼にとっては重賞挑戦6戦目にして待望の初戴冠となった。

勝ったサトノアーサーは父ディープインパクト、母キングスローズという血統。所有する里見治氏は、「サトミホースカンパニー」の名義で何頭ものGⅠ馬、重賞馬を所有する大物馬主だが、意外にも今年に入ってこのレースが、初の古馬重賞制覇となった。

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