【第54回】七夕賞 メドウラーク、約3年ぶりの勝利!

記事:渡部庄治 写真:山田暢大

ブービー人気の低評価を覆しメドウラーク、七夕賞制覇!

夏の福島を代表する伝統の一戦、第54回七夕賞が8日行われ、丸田恭介騎手騎乗のメドウラークがブービー人気という低評価を覆して見事優勝。約3年ぶりの勝利を重賞という大舞台で成し遂げた。

今年の七夕賞は軽い異変が起こっていた。出走馬の中に1頭もディープインパクト産駒がいないのだ。これはディープインパクト産駒が古馬になった2012年以降、七夕賞としては初めての事である。そんな中1番人気に推されたのはハービンジャー産駒のサーブルオール。芝2000m戦はここまで3戦3連対という実績も手伝って、出走馬12頭中7頭までが単勝1ケタ台という混戦の中、同馬は単勝2.8倍という一歩抜けた形で支持を受けていた。

ところがである。スタート直後外から果敢に逃げたマイネルミラノの作り出したペースにより、サーブルオールは翻弄される事になる。道中中団で脚を溜めていた同馬にとって、最初の1000m58秒2というハイペースは一見向く流れにも見えたが、他馬が誰も仕掛けに行かなかった為、人気を背負っていた自分が行く形になってしまい、結果最後に脚色が鈍って4着という結果に終わってしまった。もしもっと気楽な形でレースが進められていたら、ここでも本来の末脚を見せられたかもしれないが、人気馬の宿命か、残念な結果に終わってしまった。

一方、その人気の重圧とは無縁の中で、自分自身の競馬をしたのが、12頭中11番人気という低評価だったメドウラーク。母母トゥザヴィクトリーという良血で、近親にはトゥザグローリー、トゥザワールド、トーセンビクトリーなど重賞馬が名を連ねるが、自分自身はまだ重賞でなかなか結果を出せずにここまで来てしまっていた。ところが今回は前日まで降っていた雨が完全に彼に味方した。ハイペースの中例のごとく後方待機という形になった同馬は見事なコーナリングで順位を押し上げていくと、直線に入って先頭集団に。その後外から被せてきたマイネルサージュを上手くいなしながら先頭に立つとそのまま彼の追撃をクビ差凌いでゴール。単勝100.8倍。平地重賞では2014年9月の小倉2歳Sで勝ったオーミアリス以来、約4年ぶりの快挙となった。

勝ったメドウラークは父タニノギムレット、母アゲヒバリという血統。鞍上の丸田恭介騎手にとって、この勝利は重賞初勝利を収めた2010年の福島記念以来、福島重賞2勝目となったが、思えば初勝利を収めた福島記念も、勝ったダンスインザモアは16頭中12番人気という、今回もメドウラークと同じく低評価を覆してのものだった。

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