【第54回】函館記念 エアアンセム、27戦目にして悲願の重賞初制覇!

記事:渡部庄治 写真:山田暢大

7歳馬、27戦目の正直!エアアンセム、函館記念制覇!

夏の函館伝統の一戦、第54回函館記念が15日行われ、藤岡佑介騎手騎乗の5番人気エアアンセムが好位から早めの抜け出しで押し切り優勝。今回27戦目の7歳馬が念願の重賞初制覇を成し遂げた。

2011年以降ここまで7年連続で1番人気が馬券圏外に敗れている本レース。今年の1番人気に推されたのは4歳馬トリコロールブルー。今年に入って1着→1着→3着と安定した走りを見せてここまで来た。特に前走の重賞鳴尾記念は、レコード決着で決まる厳しい流れの中、3着を堅守する充実ぶり。今のデキならここでも十分に通用するという判断から1番人気に支持されたものだった。それでも一方でこのレース、単勝1ケタ台の馬はトリコロールブルー含めて5頭おり、上位伯仲といった様相を呈していた。

そしてゲートが開く。スタートと共に飛び出していったカレンラストショーがレースを引っ張る中、注目のトリコロールブルーは中団よりやや後方の位置でレースを進める。マイネルハニーがハナを主張しなかった分、ペースは早めに落ち着き、前半1000mの通過タイムが1分00秒3とややスローな流れに。ところがこれがトリコロールブルーには厳しい展開になってしまった。流れがスローで思うように馬群がバラけなかった為、バテた馬の後ろに入ってしまい、なかなか抜け出せずに最後伸びるも6着まで。彼にとっては何とも不完全燃焼なレースとなってしまった。

一方、この流れを上手く掴んだのが、トリコロールブルーと同枠だったエアアンセム。抜群のスタートを切って前から4.5番手という好位につけた同馬は、楽な手応えでその位置をキープしながら道中を進み、直線に入ると前を交わしてアッサリ先頭へ。そしてそのままハナを譲らず、最後外から猛追してきたサクラアンプルールも半馬身振り切って、先頭でゴール板を駆け抜けた。かつて左前脚の屈腱炎で1年の休養を余儀なくされた良血馬が、7歳になってようやくその実力を発揮した瞬間だった。

勝ったエアアンセムは父シンボリクリスエス、母エアマグダラという血統。シンボリクリスエス産駒が平地の芝重賞を勝ったのは2015年12月のミトラ以来となるが、今回の勝利によりシンボリクリスエス産駒は中央競馬全場での重賞制覇(芝ダート障害)を成し遂げた。

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