【第53回】関屋記念 3歳牝馬プリモシーン、33年ぶりの快挙達成!

記事:渡部庄治 写真:山田暢大

1番人気の重責ものともせずプリモシーン、関屋記念制覇!

夏の小倉開催伝統の一戦、第53回関屋記念が12日行われ、北村宏司騎手騎乗の3歳牝馬プリモシーンが1番人気に応えて見事優勝した。

関東開催として行われる夏の新潟開催だが、高速道路の整備などにより、栗東からでも当日輸送が可能になった事で、近年は関西馬の台頭が目立ってきている。本重賞もその例にもれず、過去10年の連対率5割を堅持する1番人気の中にあって、連に絡んだ5頭は全て関西馬。関東馬の1番人気は2016年のマジックタイムが3着に入ったのが最高着順だった。

そんな中今年の1番人気に推されたのは関東・木村哲也厩舎の3歳牝馬プリモシーン。前走のNHKマイルCでは出遅れながら直線伸びて勝ち馬と0秒2差の5着と健闘した本馬が斤量51kgで出走できるのは大きな魅力ではあったが、関東馬の1番人気馬は2002年のマグナーテン以来勝っていない。更に3歳牝馬も1987年のクールハート以来実に30年間勝利を収めていないのである。

ところが、彼女はそんな不安をものともしない、見事な走りを見せるのである。

ゲートが開いて内からエイシンティンクルが飛び出していく中、注目のプリモシーンは馬群の中団あたりで折り合う。前半半マイル45秒7と新潟マイル戦としては平均ペースで流れた事も、彼女に大きく味方した。じっと中団の位置を維持したまま4コーナーを曲がり、ギアを上げたのは長い直線に入ってから。残り400m付近から本格的にエンジンが掛かるとあっという間に逃げ粘るエイシンティンクルを射程に入れ、残り200mで先頭に立った。そしてそのまま食い下がるエイシンティンクルを1馬身振り切り、最後は怒涛の末脚を見せて猛追してきたワントゥワンをクビ差抑えてゴール。勝ち時計は1分31秒6.2012年に同じ牝馬のドナウブルーが叩き出したレースレコード1分31秒5にコンマ1秒迫る好タイムであった。

勝ったプリモシーンは父ディープインパクト、母モシーンという血統。関東の1番人気馬として16年ぶり。3歳牝馬として31年ぶり。1番人気に推された関東所属の3歳牝馬としては1985年のタカラスチール以来、実に33年ぶりの快挙となった。

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