【第54回】札幌記念 サングレーザー、距離克服して芝2000m重賞制覇!

記事:渡部庄治 写真:山田暢大

ダービー馬の復活劇を阻止する末脚!サングレーザー、札幌記念制覇!

北海道競馬、夏の大一番、第54回札幌記念が19日行なわれ、福永祐一騎手騎乗の2番人気馬サングレーザーがゴール前の接戦を制して優勝。自身重賞3勝目を挙げた。

秋競馬へのスタートレースとして位置づけている陣営も多い為、GⅠ馬の参戦も多くみられる本レース。今年も一昨年のダービー馬マカヒキや昨年のエリザベス女王杯勝ち馬のモズカッチャンなどが参戦してきた。その一方でネオリアリズム、サクラアンプルールといった昨年・一昨年の同レース勝ち馬も参戦して来ており、今年も夏の大一番に相応しいメンバーが揃った。

そしてレースはスタート。大方の予想通り最内からマルターズアポジーが飛び出していくが、逃げ宣言を表明していたアイトーンなども競っていった為、必然的にペースは早めになっていった。最初の1000mは59秒1と、数字からするとやや速いかという流れのようにも見えたが、息を入れるべき向こう正面ではマイスタイルが動いていった事でそれも叶わず、数字以上の消耗戦となってしまった。現実、逃げたマルターズアポジー、アイトーンは直線早々に力尽き殿・ブービー負け。上がり最速で3着に入ったモズカッチャンでさえ上がり3F36秒0という、当日の同コースで行われた500万クラスのレースより遅い上がりであった。

そんな中気を吐いていたのが、一昨年のダービー馬マカヒキ。道中後方でじっくり脚を溜めていた同馬は、徐々に直線に入ると一気にギアを上げて前を捉え、1度は先頭に。そのまま2年ぶりの勝利を収められるかと思われた矢先、内からその夢を打ち砕いたのが、2番人気のサングレーザーだった。2歳暮れのホープフルS5着以来の芝2000m戦でその距離が不安視されていたが、前に壁を作る作戦で上手く折り合いながらレースを進めた事でその部分を見事に解消した本馬は、直線に入ると内から素晴しい伸びを見せ、ゴール前のマカヒキとの叩き合いを見事に制した。

勝ったサングレーザーは父ディープインパクト、母マンティスハントという血統。これまでマイル以下の重賞は2勝している本馬だったが、芝2000mに関してはこれまで勝ち鞍がなかった、その中での勝利だった。4歳以上で2000m戦の勝ち星がない馬がこのレースを制したのは2000年のダイワカーリアン以来18年ぶりの事であった。

【競馬ブロス】競馬ニュースとは?

【競馬ブロス】における競馬ニュースは、競馬開催週のあるレースに焦点をあて、ピックアップした情報を配信するコンテンツです。対象のレースは重賞だけではありません。毎週、【競馬ブロス】独自の情報を、配信しておりますので、見逃されることなくチェックしてください!
タイトルとURLをコピーしました