【第36回】ローズS カンタービレ、秋華獲りに堂々名乗り!

記事:渡部庄治 写真:山田暢大

ディープインパクト産駒上位3頭独占!カンタービレ、ローズS制覇!

3歳牝馬3冠最終戦となる秋華賞に繋がる前哨戦、第36回ローズSが16日行なわれ、C.ルメール騎手騎乗の5番人気馬カンタービレが中団から早めのスパートで先頭に立ち、そのまま後続を振り切って優勝。春の重賞馬として最後の一冠獲りに堂々名乗りを挙げた。

秋華賞が創設された1996年以来、オークスの1~3着馬が1頭も出走しなかったローズSは今年が初めての事となる。そんな中今年の1番人気に推されたのはメンバー中オークスの最先着馬であるサトノワルキューレ。オークス前哨戦のフローラSを快勝してオークスに臨むも、桜花賞組の瞬発力に屈して6着に敗れた同馬としては、秋の大一番でその雪辱を晴らす為にもここは何としても結果を残したいところで、その気概が彼女を1番人気に押し上げる形となった。ただ2番人気に推された夏の上がり馬サラキアを初め、上位人気5頭までが単勝1ケタ台であり、戦況はまさに大混戦といった状況であった。

ただその混戦を制したのは、サトノワルキューレでなく、もう1頭の重賞馬だった。

ゲートが開いてオールフォーラヴ、ゴージャスランチがハナを獲りに行く中、注目のサトノワルキューレは図らずも後方3番手で脚を溜める形となった。ところが前がやり合っていた割に前半1000mの通過タイムが59秒9とあまり早くならなかった事が彼女には誤算となってしまった。道中は内でロスなく立ち回りながらじっとし、直線に入ってから馬群を捌いて伸びてくるも最初の位置取りが響いて、結局掲示板にも乗る事が叶わなかった。

一方この流れに上手く乗ったのが、メンバー中もう1頭の重賞馬だったカンタービレ。中団待機から、3コーナー手前から徐々に位置を押し上げていき、直線入り口ではすでに先頭に立っていた。そしてそのまま後続を突き放すと最大3馬身ほどの差を後続につけ、最後は追い上げるサラキアを約1馬身抑えて、そのまま1着でゴールした。

カンタービレは父ディープインパクト、母シャンロッサという血統。今年は出走馬の3分の2がディープインパクト産駒というメンバーになったが、結局上位3着まですべてディープインパクト産駒となった。また本レースはディープインパクト産駒にとって今年20勝目、通算180勝目と言う区切りの1勝となった。

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