【第23回】秋華賞 アーモンドアイ、史上5頭目の3歳牝馬GⅠ3冠制覇達成!

記事:渡部庄治 写真:山田暢大

平成最後の年に3冠牝馬出現!アーモンドアイ、圧倒的強さで秋華賞制覇!

3歳牝馬3冠最終戦、第23回秋華賞が14日京都競馬場で行われ、C.ルメール騎手騎乗の2冠馬アーモンドアイが、逃げるミッキーチャームをゴール前、上がり33秒6という驚異の末脚で捉え、見事史上5頭目の牝馬3冠を達成した。

振り返れば今年の牝馬クラシック戦線は、アーモンドアイ一色だった。シンザン記念快勝後、3ヶ月間のブランクをものともせずに一冠目の桜花賞を制覇。この時鞍上のルメール騎手は既に「トリプルクラウンを狙える」と宣言していた。その後オークスで不安視されていた距離延長を一蹴し、あっさりと2冠達成。そしてそのままぶっつけでこの3冠目に臨んで来た。オークスからぶっつけで秋華賞に臨み、勝利を収めた馬は、全28頭中2001年のテイエムオーシャンと2006年のカワカミプリンセスの2頭のみ。馬体重もプラス14kgと大幅増だった事もあり、この点も一抹の不安が残るデータではあったが、それでもファンは3冠達成を望んでか、単勝1.3倍という圧倒的支持を示した。

そして彼女は、そんな競馬ファンの期待に拍子抜けするほどあっさりと応えるのである。

ゲートが開いて、ミッキーチャームが飛び出していく中、アーモンドアイは中団よりやや後方の位置。無理をしてもハナを獲りに行くかと思われたオスカールビーがあっさりと引いた為に、ミッキーチャームはマイペースの逃げに持ち込むことが出来た。何せ後続に最大3馬身の差をつけていたにも拘らず、前半1000mの通過タイムが59秒6という平均ペース。通常この流れなら完全に逃げ馬のペースであり、ミッキーがそのまま押し切る可能性は十分にあった。現実、直線に入っても後続の差はそれほど縮まらずゴールに飛び込んだ後も後続には1馬身の差が開いていた。ただ僅か1頭の例外を除いては。

その例外こそ、2冠女王のアーモンドアイ。中団待機から外を回りながら上位に進出したかと思いきや、そこから上がり33秒6という、まさに1頭次元の違う脚を見せて先頭を捉え、最後は2着以下に1馬身半の差をつけて優勝。2012年のジェンティルドンナ以来史上5頭目の牝馬3冠をいとも簡単に達成したのである。

アーモンドアイは父ロードカナロア、母フサイチパンドラという血統。管理する国枝栄調教師は2010年のアパパネに次ぐ2頭目の3冠牝馬輩出となった。クラシック3冠馬を2頭輩出した調教師は国枝栄調教師が初めてで、平成最後の年に達成するに相応しい、JRA史上に残る快挙となった。

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