【第35回】マイルCS  平成最後のマイル王は3歳馬ステルヴィオ!!

記事:渡部庄治 写真:山田暢大

W.ビュイック騎手、いきなりの大仕事!ステルヴィオ、マイルCS戴冠!

今年京都で行われる最後のGⅠレースとなる秋の最強マイル王決定戦、第35回マイルチャンピオンシップが18日行なわれ、ビュイック騎手騎乗の5番人気馬ステルヴィオが、昨年の覇者ペルシアンナイトとの叩き合いを制して優勝。悲願のGⅠ初制覇を成し遂げた。

前週の京都競馬場では12R中11Rまでを外国人騎手が席巻し話題となったが、今週のメインとなる本レースも有力馬の屋根には軒並み外国人騎手が跨っていた。春のマイル王モズアスコット、前年の覇者ペルシアンナイト、前哨戦を制したアエロリットとロジクライなど、単勝1ケタ台だった上位人気馬6頭中、日本人騎手が騎乗していたのは昨年の皐月賞馬アルアインのみという結果だった。

ただそんな中ここの主役に躍り出たのはまさに「第5の男」だった。

ゲートが開いてまず飛び出していったのが、C.デムーロ騎手騎乗のロジクライ。皐月賞馬アルアインを引き連れる形で向こう正面を駆け抜けていったが、そんな中前を交わして先頭で3コーナーに飛び込んでいったのが、R.ムーア騎手騎乗のアエロリットだった。目まぐるしく前がやり合っているような印象でよほど前が速くなったかと思いきや、前半半マイルは47秒1というむしろスローに流れており、まさにムーアが作った彼女のペースとなる、はずだった。ところが彼女は右回りに苦戦したか、直線に入るとワンペースになって前についていけなくなり、結局12着惨敗という結果となった。また1番人気に推された、C.ルメール騎手騎乗のモズアスコットは4角で他馬と接触するアクシデントがあり、ジ・エンド。13着という結果に終わった。

一方、ここで気を吐いたのが、今週から短期免許を取得したW.ビュイック騎手。今回4年ぶりの来日となった今年の英ダービージョッキーが、いきなりの日本で大仕事をする形となった。最内枠から好スタートを決めるも、無理せず4、5番手につけてレースを進めた本馬は、直線に入って前が開いたと見るとそこから一気に加速して突き抜け先頭に立った。そして最後は内から猛追してきた昨年の覇者、M.デムーロ騎手騎乗のペルシアンナイトとの叩き合いをアタマ差抑えてゴール板を駆け抜けた。

勝ったステルヴィオは父ロードカナロア、母ラルケットという血統。2着に2番のペルシアンナイト、3着に3番のアルアインが入り、3連単はIRAのGⅠ史上初となる①→②→③となった。ちなみにJRAの重賞で①→②→③となったのは2017年の札幌記念以来、1年3ヶ月振りの事となった。

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