【第38回】 ジャパンカップ  3歳牝馬アーモンドアイ圧勝!!

記事:渡部庄治 写真:山田暢大

世界に轟く圧巻の2分20秒6アーモンドアイ、ジャパンカップを完勝!

2018年の東京開催を締めくくる大一番、第38回ジャパンカップが25日行なわれ、圧倒的1番人気に支持されたC.ルメール騎手騎乗の3歳牝馬アーモンドアイが、力強い脚で後続を千切って優勝した。走破タイムは何と2分20秒6。2005年アルカセットがマークした2分22秒1を1秒5も更新する世界レコードであった。ホーリックスがオグリキャップとの叩き合いを制して当時の世界レコード2分22秒2をマークした平成のジャパンカップは、そこから1秒6も速い圧巻の世界レコードで幕を閉じる事となった。

3冠達成となった秋華賞後、「今、1番強い」と絶賛したC.ルメールの言葉は、府中最終週の本レースで証明される形となった。5頭の国内GⅠ馬、更には昨年の愛ダービー馬を相手に、単勝1.4倍の圧倒的支持。また枠番もここ2年連続勝ち馬を出している最内1番枠と、最強馬に向けての布石は着実に打たれていた。後は彼女がその実力を示すだけであった。

とはいえ…である。

彼女は我々の想像を遥かに凌ぐ圧巻のパフォーマンスを披露してくれたのである。

ゲートが開いて大方の予想通りキセキが飛び出していく中、注目は最内スタート、アーモンドアイの位置取りだったのだが、国枝調教師も危惧していた「内で包まれる事」を嫌ったか、ルメールは彼女を何と3番手につけてレースを進めたのである。どよめく9万人の観客を横目に、彼女は涼しい顔でキセキを追走する。気付けば前半1000m59秒9という平均ペース。この段階で国枝調教師は勝利を確信したという。確かに無理なくあの位置につけてこのペースなら、最後まで足が止まらない事は容易に想像できただろう。案の定、彼女はコーナーを回りながらゆっくりと前との差を詰めていき、残り400mでギアを一気に上げると、あっという間に前を走るキセキを並ぶ間もなくあっさりと交わし、最後は2馬身弱の差をつけて悠然とゴール板を掛け抜けた。ゴールまでに叩いたムチの数は自己最高の4回。それが世界レコード2分20秒6に繋がったのである。

勝ったアーモンドアイは父ロードカナロア、母フサイチパンドラという血統。3歳牝馬がジャパンカップを制したのは2012年のジェンティルドンナ以来2頭目。また特筆すべきは父親ロードカナロアで、同日京都で行われた京阪杯も同産駒のダノンスマッシュが制し、彼は同日に1200mと2400mの全く異なる重賞を制覇する結果となった。

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