【第70回】阪神ジュベナイルF  ダノンファンタジー、2歳女王戴冠!

記事:渡部庄治 写真:山田暢大

デムルメ・モレイラ不在もやはり外国人騎手!ダノンファンタジー、混戦の阪神JF制覇!

2018年の2歳女王決定戦、第70回阪神ジュベナイルフィリーズが9日行なわれ、C.デムーロ騎手騎乗の1番人気馬ダノンファンタジーが最後の直線で素晴らしい末脚を見せて優勝。3連勝で堂々2歳女王の座に君臨した。

2歳牝馬の中で1番手と評価の高かったグランアレグリアが鞍上の関係で朝日杯FSに回った為、一転混戦模様となった今回の阪神ジュベナイルフィリーズ。そんな中注目を集めていたのがやはり前哨戦組。ファンタジーSを勝ったダノンファンタジー。アルテミスSのワンツー、シェーングランツ、ビーチサンバ。アイビーS勝ち馬のクロノジェネシスなど、ステップレースでしっかり結果を残して来た馬達が人気に中心になっていた。また今年のGⅠレースを席巻していたC.ルメール、M.デムーロ両騎手、更には短期免許を取得していたJ.モレイラ騎手も揃って香港遠征の為不在で、乗り役の面から見ても激戦の様相を呈していた。

ただ結局レースを制したのは、日本人ではなく、外国人の手綱によるものだった。

ゲートが開いて最内からベルスールが飛び出していく中、有力どころは揃って中団から後方の位置で追走する形に。特に注目すべき点はこれまで前で競馬を進めていたダノンファンタジー、クロノジェネシスの2頭も後方からの競馬となった事。特にダノンファンタジーは、出遅れて仕方なく後方になったクロノジェネシスに対して、敢えての後方待機策をとったのである。最初の半マイルは47秒0という平均ペース。決して差し馬有利の流れとは言い切れなかったが、後方待機馬はいずれも落ち着いた状態でレースを進め、勝負どころになるとゆっくりとポジションを押し上げていった。どの馬も直線に入る頃にはしっかり射程を捉えられる位置に馬体を置いており、そこからは末脚勝負。そんな中最も素晴しい末脚を見せたのが、ダノンファンタジーだったのである。共に最後方から上がっていたクロノジェネシスと共に先頭に獲りつくと、そこからは彼女との壮絶な叩き合いを制して、最後は半馬身の差をつけてゴール板を駆け抜けた。そしてこの時、彼女の背中にいたのが、短期免許取得中のC.デムーロ騎手だったのである。これにより、秋華賞から続く秋のGⅠ戦線は9週連続で外国人騎手が勝利する事になったのである。

勝ったダノンファンタジーは父ディープインパクト、母ライフフォーセールという血統。実はこのレース3着までの馬全てノーザンファーム生産馬であり、これは今年に入って桜花賞、オークス、菊花賞に次ぐ4度目の快挙となった。

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