【第70回】朝日杯FS  2018年の2歳王者はアドマイヤマーズ!

記事:渡部庄治 写真:山田暢大

男の意地見せ無敗の戴冠達成!アドマイヤマーズ、朝日杯FS制覇!

2018年の2歳王者を決める、第70回朝日杯フューチュリティSが16日、阪神競馬場で行なわれ、M.デムーロ騎手騎乗の2番人気馬アドマイヤマーズが最後の直線で素晴らしい末脚を見せ、圧倒的1番人気に推された女傑グランアレグリア以下を完封。無傷の4連勝で2歳王者の座を射止めた。

今年の朝日杯FSはレース前から1頭の牝馬に注目が集まっていた。前走サウジアラビアRCで牡馬相手に3馬身半の圧勝劇を見せ、ここに臨んで来た。しかも先週はデビュー戦で彼女の後塵を拝したダノンファンタジーが2歳女王に輝いている。確かに本レースは1991年に阪神3歳Sが牝馬限定戦になって以降、つまり2歳牝馬GⅠが創設されて以降、1度もこちらのレースを制した牝馬は出ていない。一昨年もミスエルテが果敢にこちらに臨むも、4着に敗れている。またライバルもここまで好成績を収めたオトコ馬達が揃っていた。それでも過去2戦の圧勝劇が、「初の朝日杯FSを制する初の牝馬」に対する期待へ繋がったのか、単勝配当1.5倍という圧倒的支持を受ける形になっていた。

しかし、「男の意地」もまだ、捨てたものではないのかもしれない。

レースがスタートして好スタートを切ったグランアレグリアだったが、外からイッツクールがハナを主張すると、スッと引いて2番手で折り合いをつける。ペースは前半半マイル47秒7とスローに流れ、展開的にも彼女に有利な流れに働いているように見えた。ところが、今思えば彼女はレース前から注目され過ぎてしまったのかもしれない。これまでの2戦と比べると、明らかに他陣営のマークが厳しくなっていたのだ。何せ彼女の後ろを走る13頭のオトコ馬は、全て彼女を見ているのだ。流石の彼女も自分のペースを守れなかったかもしれない。結果後続に合わせて仕掛けがやや速くなってしまった事が響いたか、バランスを崩して内ラチにモタれる場面も見られ、最後内で粘るも3着に敗れる事となった。

対して、彼女に最大のプレッシャーをかけていたのが、彼女のすぐ後ろで競馬を進めていた2番人気馬のアドマイヤマーズである。道中彼女を見ながら競馬を進めていた本馬は、彼女が動く前の4角手前でギアを上げ、直線入り口で彼女に体を併せていく。そして残り300m地点で彼女を交わして先頭に立つと、同じくグランアレグリアを見ながらレースを進めていたクリノガウディーの追撃を2馬身抑えて、そのまま先頭でゴール板を駆け抜けた。

勝ったアドマイヤマーズは父ダイワメジャー、母ヴィアメディチという血統。オーナーの近藤利一氏にとっては通算11度目のGⅠ制覇、17年ぶり3度目の朝日杯FS制覇となったが、阪神馬主協会の会長を務める同氏にとっては初の阪神GⅠ制覇となった。

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