【第60回】アメリカジョッキークラブC  シャケトラ、1年1ヶ月振りのレースで見事な勝利!

記事:渡部庄治 写真:山田暢大

人馬ともに鮮やかな復活劇!シャケトラ、AJCC制覇!

1月の中山で行われる伝統の重賞、第60回アメリカジョッキーズクラブCが20日行なわれ、石橋脩騎手騎乗の7番人気馬シャケトラが昨年の菊花賞馬フィエールマンとの叩き合いを制して優勝。1年1か月ぶりの復帰戦を見事白星で飾った。

施行60回目の記念競走となる今走は11頭立てという少頭数でのレースになったが、その中にあって注目を集めたのはやはり昨年最強世代と言われていた現4歳馬勢。昨年の菊花賞を勝ったフィエールマンと、昨年の皐月賞3着馬で、秋には今回と同コースで行われる重賞セントライト記念を制したジェネラールウーノが人気を2分していた。それに対し5歳以上の古株勢は昨年現レースの覇者ダンビュライト、昨年暮れの有馬記念出走からの参戦となるサクラアンプルールなどが参戦して来たが、昨年秋から重賞を勝った馬は1頭もいないというやや淋しい顔ぶれとなっていた事もあって、現4歳馬との人気差はかなり大きなものとなっていた。

ただここで、現4歳馬勢に一矢報いる馬が現れたのである。

ゲートが開いて半年ぶりのレースとなるステイインシアトルが飛び出していく中、人気の一角であるジェネラーレウーノは2番手の位置。そしてもう1頭の4歳馬フィエールマンは馬群のちょうど真ん中あたりで競馬を進めていた。最初の1000m1分2秒2というかなりゆったりとした流れになった為、ジェナラーレウーノには良い形になったかと思いきや、自身最高記録となるプラス8kgの514kgという馬体が仇となったか、最後の直線で後続を突き放すことが出来ず、最後は力尽きて4着という結果に終わった。

一方フィエールマンは中団待機から徐々に進出を開始し、直線入り口では想定通りの先団に。最後の直線では前がやや狭くなり厳しい場面もあったが、その中を割ってキッチリと伸びてきた。ところが彼は結局2着に終わる。実は彼の前に立ちはだかったのが今回1年1か月ぶりの参戦となったシャケトラだったのである。

道中フィエールマンの前で競馬を進めていたシャケトラは包まれない位置で流れに乗り、4角手前からスパートをかけて早め先頭に。そのままゴール前まで追い詰めるフィエールマンをアタマ差抑えて勝ったシャケトラは父マンハッタンカフェ、母サマーハという血統。馬も1年1ヶ月ぶりのレースだったが、管理する角居勝彦調教師にとっても約6ヶ月間の調教停止期間明けのレースであり、インフルエンザの戸崎圭太騎手に代わり、急遽手綱を取る事になった石橋脩騎手にとっても昨年10月の落馬負傷から1月に復帰したばかりの重賞だった。まさに人馬共に鮮やかな復活劇となった。

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