【第53回】共同通信杯  ダノンキングリー、2歳王者を撃破!

記事:渡部庄治 写真:山田暢大

「ダノン」3頭目のクラシック候補馬誕生!ダノンキングリー、共同通信杯制覇!

春のクラシック戦線に繋がる重要な3歳重賞、第53回共同通信杯が10日、東京競馬場で行なわれ、戸崎圭太騎手騎乗の3番人気馬ダノンキングリーが内から伸びて前で粘る2歳王者アドマイヤマーズを撃破。無傷の3連勝で重賞初制覇を成し遂げた。

2019年の共同通信杯は1頭の馬を中心に動き出していた。2歳王者アドマイヤマーズの参戦。前年の最優秀2歳牡馬が共同通信杯に参戦して来たのは2006年のフサイチリシャール以来13年ぶりの事。しかも無敗の2歳王者という事もあって、ライバルが次々に敬遠し、結果7頭立てという実に44年ぶりの少頭数となった。こうなるとまさに1対その他という構図になり、アドマイヤマーズの単勝倍率は1.7倍という圧倒的なものとなっていた。

ところが「絶対が無い」のが競馬。とある挑戦者が王者の足元を掬うのである。

ゲートが開いたものの積極的に行く馬がいなかったせいで、結局押し出されたのは2歳王者のアドマイヤマーズ。まさかのチャンピオンが他馬勢を引き連れるという形でレースが進む事になった。ただこの事が影響してか最初の1000m1分1秒5とかなり緩い流れになってしまい、彼に一種の力みを生んでしまった。直線に入って後続を突き放しにかかり残り200mではそこまで2番手でマークしていたクラージュゲリエを振り払ったまでは良かったのだが、内から飛んでくるある馬にあっさりと交わされ、結果2着に終わった。そしてその2歳王者を交わした馬こそ、ここまで2戦2勝でここに臨んで来たダノンキングリーだったのである。

スタートから馬群の真ん中でレースを進めていたダノンキングリーは最後の直線、メンバ―中唯一アドマイヤマーズの内に入って一気に進出。そこから上がり32秒9というメンバー最速の脚を見せてあっという間にアドマイヤマーズを交わし、気づけば2着以下に1馬身半の差をつけてゴール板を駆け抜けた。

勝ったダノンキングリーは父ディープインパクト、母マイグッドネスという血統。これで冠名「ダノン」の3歳馬勢で重賞を制したのは、ダノンファンタジー、ダノンチェイサーに続き3頭目となり、野田順弘氏にとっては一層楽しみな2019年のクラシック戦線をなった。

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