【第36回】フェブラリーS  インティ、7連勝で頂点奪取!

記事:渡部庄治 写真:山田暢大

オーナー、亡き恩師の命日に捧ぐ勝利!インティ、フェブラリーS初戴冠!

2019年の中央GⅠシリーズ開幕戦、第36回フェブラリーSが17日東京競馬場で行なわれ、武豊騎手騎乗の5歳馬インティが1番人気に応えて見事優勝。7連勝で混戦のダート頂上決戦を制した。

平成最後のフェブラリーSはレース前から話題に事欠かない状態だった。何より注目を集めたのはJRA史上女性初となる藤田菜七子騎手のGⅠ参戦。このニュースに関しては競馬番組は勿論、各テレビ局のスポーツニュースが挙って取り上げるほど話題になっていた。そしてこれが大きく影響したか、レース当日の東京競馬場の入場者数は2010年以来9年ぶり6万人を超え、売り上げも2006年以来13年ぶりに150億円を突破した。そんな中1番人気に推されたのは、武豊騎手騎乗のインティ。デビュー2戦目からここまで負けなしの6連勝。しかもその6戦で後続に付けた着差合計は何と32馬身という驚異的な強さを見せてここに臨んで来た。この強さが並みいる実績馬を押しのけ1番人気に支持された理由となった。

そして強さはGⅠの大舞台でも如何なく発揮される事となる。

初の芝スタートだったにも拘らず、ゲートが開くとインティはロケットスタートを決めて敢然とハナに立った。後ろからサンライズソア、サクセスエナジーが捕まえにいくが、インティは王者の風格でそれをあしらいながら馬群を引っ張っていく。絡まれているように見せながら、前半半マイル48秒0とスローな流れにまとめたのはやはり鞍上武豊騎手の為せる業か。最早この段階でインティの勝ちは決まったのかもしれない。そのまま隊列を引っ張っていったインティは直線に入ると後続を一気に突き放しにかかる。中団で控えていたゴールドドリーム、ユラノトなどが前を捕まえにかかるが、インティは抜かせない。特に一昨年の覇者ゴールドドリームは流石という他ない脚でインティに詰め寄るが。それでもインティは何とかクビ差凌いでそのままゴール板を駆け抜けた。なお、注目の藤田菜七子騎手騎乗のコパノキッキングは最後の直線、大外からメンバー2位の上がりを見せて突っ込んでくるも届かず、5着という結果に終わった。それでも人馬とも次に繋がるレースになったと言えよう。

勝ったインティは父ケイムホーム、母キティという血統。オーナーの武田茂男氏は2011年に解散したメジロ牧場の元場長。数々のGⅠ馬を世に送り出してきた立役者の1人だが、レース当日はお世話になったメジロの創業者、北野豊吉氏の命日だった。同氏にとっては北野氏とメジロ牧場に対して、最高の恩返しになったのかもしれない。

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