【第93回】中山記念  ウインブライト、連覇達成!

記事:渡部庄治 写真:山田暢大

父ステイゴールドに重賞通算100勝目を捧ぐ快勝!ウインブライト、中山記念制覇!

春の中山開催開幕を告げる伝統重賞、第93回中山記念が24日行なわれ、松岡正海騎乗のウインブライトが5番人気という低評価を覆して見事優勝。昨年に引き続き見事連覇を成し遂げた。

レース自体は戦前の1936年から続く伝統レースだが、近年はドバイ遠征への最終調整として使う陣営も多くなった。2006年のハットトリックを皮切りに、ここからドバイへ遠征した馬は延べ10頭。そのうち2011年ドバイWCのヴィクトワールピサ、2014年ドバイDFのジャスタウェイ、2016年ドバイTFのリアルスティール、2017年同じくドバイTFのヴィブロスと、4頭の日本馬がドバイで勝利を挙げている。その分世界的にも注目度が高くなったレースの1つと言えるだろう。そんな中今年の本レースは11頭と少頭数ながら5頭のGⅠ馬が参戦と中身の濃いものとなった。中でも前走香港カップで日本馬最先着を果たした5歳牝馬のディアドラはここを使ってドバイへ参戦する事を表明しており、その観点からも注目度が高くなっていた。

しかし中山芝1800mというコースは、「重賞実績」より「コース適性」が重視されるようである。

ゲートが開いて、前走の雪辱とばかり綺麗なスタートを決めたマルターズアポジーが飛ばしていく中、有力勢は思い思いの位置でレースを進めていく。ところがマルターズが暴走気味に逃げる事で出来上がった前半1000m58秒2というハイペースが、各馬の明暗を分けていく。注目のディアドラは次を見越しての仕上げだったのか、このハイペースがたたって勝負どころでついて行けず、最後に脚を使ったものの6着に惨敗。昨年の皐月賞馬エポカドーロも道中離れた3番手でレースを進めていたが、この未経験の流れに戸惑って伸び切れず5着に沈んだ。昨年古馬GⅠを制したステルヴィオ、スワーヴリチャードも明らかにここがメイチでない仕上げが災いしてそれぞれ3着、4着に食い込むのがやっとだった。

一方ここで気を吐いたのが昨年のこのレースを制するも未だGⅠ勝ちのないウインブライト。昨年の勝ち馬が5番人気という低評価に奮起したか、道中離れた4番手でレースを進め、じっくり脚を溜めていた本馬は4コーナー中間地点で満を持して進出を開始。そこからは素晴らしい脚を見せて前に一完歩ずつ詰め寄り、最後はゴール前で粘る一昨年の2歳女王ラッキーライラックをクビ差交わして優勝。2009年のカンパニー以来10年ぶりの中山記念連覇を成し遂げた。

勝ったウインブライトは父ステイゴールド、母サマーエタニティという血統。この勝利によりステイゴールド産駒は先週小倉大賞典からの2種連続重賞勝利で、重賞通算100勝目という節目の勝利となった。

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