【第55回】金鯱賞  9か月のブランクはねのけ、ダノンプレミアム快勝!

記事:渡部庄治 写真:山田暢大

これがダービー1番人気馬の底力!大阪杯に向かって視界良し!ダノンプレミアム、金鯱賞制覇!

春の古馬GⅠ大阪杯に直結する前哨戦、第55回金鯱賞が10日中京競馬場で行なわれ、川田将雅騎手騎乗の2番人気ダノンプレミアムが9か月のブランクをはねのけ、見事に優勝。次走GⅠに向け幸先の良いスタートを切った。

GⅠ昇格を果たした大阪杯のステップレースとして、一昨年この時期に移行してきた本レース。以降、2017年に勝ったヤマカツエースはその後大阪杯3着、そして昨年勝利を収めたスワーヴリチャードは次走の大阪杯でGⅠ馬の仲間入りをした。そしてその実績が認められたか、今年の金鯱賞は多彩なメンバーが顔を揃えた。GⅠ馬5頭を含む10頭の重賞馬が参戦。その中でも人気を集めたのがここまで4連勝と波に乗るエアウィンザーと、昨年のダービー以来のレースとなる、一昨年の2歳王者ダノンプレミアム。この2頭が単勝3倍台で人気を分ける形となっていた。

そんな中ゲートは開く。大方の予想通り、馬群の真ん中からタニノフランケルが飛び出していく中、最内スタートのダノンプレミアムは3番手の位置。一方のエアウィンザーは馬群の真ん中でレースを進める。逃げたタニノフランケルは強気で馬群を引っ張るが、馬場が渋っていた事もあって、前半1000mは61秒フラットと、そこまで速いペースにはならなかった。こうなると道中の位置取りがの後々まで影響してくる。中団で控えていたエアウィンザーは勝負どころでポジションを上げて前を捉えようとするも、先行馬にメンバー最速の上がりを使われてしまってはひとたまりもない。結局エアウィンザーは勝ち馬に0コンマ3秒届かず3着に敗れた。

一方、もう1頭の人気馬ダノンプレミアムはこの流れを完全に味方につける。道中3番手から4角手前で早めに進出を開始すると、直線入り口では早くも先頭集団に取りつき、そこから馬場の真ん中を通って抜け出すと残り200mで堂々先頭に立った。そしてそこからはダービーで1番人気に推された底力を存分に発揮する事となる。爪の不安で9か月休んだブランクを微塵も感じさない走りを見せて後続と振り切ると、外から猛追するリスグラシューをものともぜず、最後は彼女に約1馬身半の差をつけてそのままゴール板を駆け抜けた。

勝ったダノンプレミアムは父ディープインパクト、母インディアナギャルという血統。施行変更前も含めて、9か月ものブランクをはねのけて本レース勝利を収めた馬は創設以来ここまでいなかった。前走ダービーから本レースを勝った馬は1頭いたが(1971年スインホウシュウ)、その時の間隔は中4週というごく平凡なものだった。

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