【第68回】スプリングS 伏兵エメラルファイト、混戦に断!

記事:渡部庄治 写真:山田暢大

芦毛馬、出走機会3連勝達成!エメラルファイト、スプリングS制覇!

春の牡馬クラシック戦線に続く中山3歳重賞第2弾、第68回スプリングSが17日行なわれ、石川裕紀人騎手騎乗のエメラルファイトが、10番人気という低評価を覆して見事優勝。皐月の舞台への切符を手にした。

古くはシンザン、ハイセイコーから、ミホノブルボン、ナリタブライアン、そしてオルフェーブルと、数々の名馬がここから皐月の舞台を制していった。ただ2013年のロゴタイプ以降は、皐月賞の連対馬に本レース出走組は入っていない。今年こそは是非とも巻き返しを見たいところだが、そんな中今年の1番人気に推されたのは武豊騎手騎乗のファンタジスト。ここまで重賞2勝。前走のGⅠ朝日杯FSこそ4着に敗れたものの上がりは勝ち馬アドマイヤマーズと同じ33秒9でメンバー中2位タイのものだった。

ところがこのレースを制したのは、その朝日杯FSでメンバー最速の上がりをマークした馬だったのである。

ゲートが開いて果敢に行く馬は見受けられなかったものの、押し出されるように内から先頭に立ったのは前述の朝日杯FSで2着となった3番人気クリノガウディ。後続を突き放そうとしないマイペースの逃げで、前半1000m1分ジャストというちょうどいい流れを形成していた。本来このペースなら逃げ切りを決めても良さそうな馬なのだが、約3ヶ月振りのレースというブランクが出たか最後に失速してしまう。一方馬群の中団でレースを進めていた1番人気のファンタジストは4コーナー手前から進出を開始すると最後の直線で力強い伸びを見せ、一気に前へ。そのまま抜け出すかと思われたが、その前に1頭、彼を抜かせない伸びを見せた馬いたのである。それが、朝日杯FSで上がり最速をマークしていた10番人気のエメラルファイトだったのである。

道中ファンタジストより前で競馬をしていたエメラルファイトは、彼が後ろで動き出すのを見るとそのタイミングで進出を開始。道中作っていた1馬身の差を縮める事無く直線に入ると、最後の最後まで彼に詰め寄られるものの、結局彼にハナを奪われる事無く、そのまま先頭でゴールした。

勝ったエメラルファイトは父クロフネ、母セトウチソーラーという血統。芦毛馬による勝利は2016年のマウントロブソン、2017年のウインブライトに続く3勝目となるが、2018年は芦毛馬が出走していなかった為、これで芦毛馬出走機会3連勝という事となった。ただ気になる事が1つ。レース創設以来本レースを2ケタ人気で勝った馬は過去2頭いるのだが、その2頭が1993年のマルチマックスと1999年のワンダーファング。今年の春クラシックは「2度ある事は~」となるか「3度目の正直」、注目したいところである。

 

【競馬ブロス】競馬ニュースとは?

【競馬ブロス】における競馬ニュースは、競馬開催週のあるレースに焦点をあて、ピックアップした情報を配信するコンテンツです。対象のレースは重賞だけではありません。毎週、【競馬ブロス】独自の情報を、配信しておりますので、見逃されることなくチェックしてください!
タイトルとURLをコピーしました