【第49回】高松宮記念 春のスプリント王はミスターメロディ!

記事:渡部庄治 写真:山田暢大

「宮男」福永祐一の手綱に導かれミスターメロディ、高松宮記念制覇!

尾張の地で行なわれる春のスプリント王決定戦、第49回高松宮記念が24日行なわれ、福永祐一騎手騎乗の3番人気馬ミスターメロディが最後の直線で力強く抜け出して優勝。見事GⅠ初優勝を成し遂げた。

昨年のスプリントGⅠ春秋連覇を達成したファインニードルがターフを去った後、初のスプリントGⅠとなる本レースはまさに主役不在の大混戦という様相を呈していた。次のスプリント戦線を牽引していくのは新鋭勢の勢いか、古豪勢の復活か。それを占うにふさわしい顔ぶれとなった。そんな中1番人気に推されたのはロードカナロア産駒で現在スプリント重賞2連勝中の4歳馬ダノンスマッシュ。鞍上の北村友一騎手と共に悲願のGⅠ戴冠に向け、大きなチャンスとして支持された結果だった。

ところが北村友一騎手の悲願は現役随一の「宮男」に打ち砕かれる事になる。結果本レースは3連単449万円をつける大波乱となったが、今振り返れば、スタートからレースには不穏な空気が流れていた。当初ゲートが開いたら2番人気のモズスーパーフレアがポンと飛び出していくかと思われていたが、同馬にいつものスタートダッシュはなく、ハナに立つまでかなり手こずる印象を受けた。その焦りが2ハロン目10秒1というとてつもないラップタイムを叩き出してしまい、これが後々モズスーパーフレア15着という惨敗に繋がる形となった。またこの事が前半半マイル33秒2という速いペースを生み出す事になる。このペースが外枠スタートで他馬より脚を使う形になってしまったダノンスマッシュには響いてしまった。最後伸びて差を詰めるものの結果4着までで、悲願達成に手が届く事は叶わなかった。

そんな中気を吐いたのが、福永祐一騎手騎乗の3番人気馬ミスターメロディ。福永祐一騎手と言えば、これまで16回高松宮記念に騎乗し、2勝2着3回3着2回という好成績を叩きだしている現役きっての「宮男」そんな彼に前半33秒2のハイペースで、後半3Fを33秒6でまとめられてはライバルはたまったものではない。結局好位から楽な手応えで直線に入ると、そのまま素晴らしい伸びを見せて先に抜け出していた一昨年の覇者セイウンコウセイを半馬身捉え、そのまま1着でゴール板を駆け抜けた。

勝ったミスターメロディは父スキャットダディ、母トラスティレディという血統。スキャットダディーと言えば2015年に11歳という若さで死去したものの、産駒には無敗のアメリカ3冠を達成したジャスティファイなどがいるなど血統面で貴重視されている馬。今回の勝利はその後継の一端を担う結果となったのかもしれない。

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