【第79回】桜花賞 平成最後の桜の女王はグランアレグリア!

記事:渡部庄治 写真:山田暢大

朝日杯挑戦の実力は伊達じゃなかった!グランアレグリア、平成最後の桜花賞を完勝!

春の牝馬クラシック第一戦、第79回桜花賞が7日阪神競馬場で行なわれ、C.ルメール騎手騎乗の2番人気グランアレグリアが、最後の直線で力強く抜け出し、後続に2馬身半の差をつける快勝で、平成最後の桜の女王の座についた。1番人気に推された昨年の2歳女王、ダノンファンタジーは最後伸びるも前と脚色が同じになってしまい、4着という結果に終わった。

新元号が発表され、いよいよ「平成最後」という言葉が現実味を帯びて来た今週末、牝馬クラシック初戦となった本レースは2頭のうら若き乙女が注目を浴びていた。それが昨年の2歳女王ダノンファンタジーと、昨年末果敢にも牡馬GⅠ朝日杯FSに挑戦し3着となったグランアレグリアだった。しかも、この2頭。デビュー戦でいきなり激突しており、その時はグランアレグリアに軍配が挙がっていた。以降、そこで敗れたダノンファンタジーはその後3連勝で2歳女王となり、前哨戦のチューリップ賞も完勝しての臨戦となった。一方のグランアレグリアは昨年末朝日杯FS以来のぶっつけでの参戦。つまり2頭はここがデビュー戦以来の対峙となる。果たしてリベンジか?返り討ちか?そのドラマチックな展開からも注目を集める一戦となった。

ところが、2歳時にオトコ馬に挑んでいった実力は伊達ではなかったという事を、競馬ファンはまざまざと見せつけられる結果となる。

ゲートが開いて大外からプールヴィルが飛び出しレースを引っ張っていく中、注目の2頭は共になだめながら好位を追走。ただ位置取りとしては前を走るグランアレグリアをダノンファンタジーが見ながら進めるという形になった。前半半マイルは47秒7。前日の牝馬重賞が47秒9、当日の500万クラス48秒2という事を考えればやや速いかなという流れのようにもみえるが、走ったメンバー18頭中13頭が34秒0以下の上がりで走っていた事を考えると、馬場がかなり高速だったという事なのかもしれない。現に逃げたプールヴィルでさえ33秒8の脚を使っており、最後後方から突っ込んで来たシゲルピンクダイヤに至っては32秒7という驚異の上がりをマークしていた。

そんな一種特殊な流れを上手く見抜いていたのがC.ルメール騎手だった。道中4番手あたりでレースを進めていたルメール騎手は、ペースが遅いとみるや早めに仕掛けて4角ではアッサリ先頭を捉える。そこから残り300mで先頭に立つと、そのまま後続を突き放すと、あっという間に2馬身半のセーフティリードをつけて、そのままゴール板を駆け抜けた。勝ち時計は1分32秒7。これは前年アーモンドアイがマークした1分33秒1を0秒4上回るレースレコードとなった。

勝ったグランアレグリアは父ディープインパクト、母タピッツフライという血統。鞍上のC.ルメール騎手にとっては昨年のアーモンドアイに続く2年連続の勝利。一方管理する藤沢和雄師にとっては2004年のダンスインザムード以来実に15年振りの桜花賞制覇となった。

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