【第79回】皐月賞 無敗のままサートゥルナーリア、一冠奪取!

記事:渡部庄治 写真:山田暢大

母、兄も手にした大輪、無敗のまま奪取!サートゥルナーリア、皐月賞制覇!

春の中山を締め括る牡馬クラシック初戦、第79回皐月賞が14日行なわれ、C.ルメール騎手騎乗の1番人気馬サートゥルナーリアがゴール前ヴェロックスとの壮絶な叩き合いを制して見事優勝。2005年のディープインパクト以来14年ぶりに無敗の皐月賞制覇という快挙を達成した。

平成最後の牡馬クラシック戦線は、レース前から1頭の馬を中心に回っていた。それが昨年末2歳GⅠホープフルSを無敗のまま制してここに直行してきたサートゥルナーリア。今年初戦が皐月賞という異例のローテーションながら、ここまで1度も本気を出していないという印象が評価されており、サークル内でも「今年の3歳は一強」という声も多く挙がっていた。ただそうはさせじと息巻く陣営、特に2歳チャンピオンのアドマイヤマーズとここまで3戦全勝で駒を進めてきたダノンキングリーの前走共同通信杯組はかなり気合が入っている様子だった。

いずれにしても本レースで「3歳牡馬は一強」が真実か?妄信か?その答えが出る。

スタンド前からゲートが開いて内からランスオブプラーナが飛び出していく中、有力どころはいずれも前目の好位につけてレースを進める。隊列としては4番手につけたダノンキングリーをアドマイヤマーズ、ヴェロックス辺りが見ながらレースを進め、その後ろにサートゥルナーリアが控えるという形だった。序盤ハナの取合いが見られたもののその後落ち着いた流れになった為、前半1000mは59秒1というほぼ平均ペース。こうなると前目につける有力勢にとっては力を出し切るのに申し分ない状況で、4角手前でレースは一気に動く。まず好位にいたヴェロックスが先団に取りつき、それと同じくしてサートゥルナーリアが前に上がっていく。反面サートゥルより前で競馬を進めていたアドマイヤマーズは反応が一瞬遅れてしまい、ここで2頭より遅れを取る形になってしまった。これが最後まで響き、最後伸びるも4着まで。1頭脱落。

直線に入るとまずはヴェロックスが馬場の真ん中から先頭に立つ。それに食い下がるサートゥルナーリア。また最内からはダノンキングリーが伸びて来ていた。ただここから「一強」と噂される主役が本領を発揮する。残り200mでヴェロックスに並ぶと、内にヨレながらもヴェロックスを交わし、最後まで食い下がるヴェロックスをアタマ差凌いで、見事先頭でゴール板を駆け抜けた。ゴール後掲示板には審議の青ランプが点灯し、会場がざわつく場面も見られたが、結局到達順位の通り確定し、ここに史上17頭目となる無敗の皐月賞馬が誕生する事となった。

勝ったサートゥルナーリアは父ロードカナロア、母シーザリオという血統。母馬シーザリオは2005年のオークスの勝ち馬であり、兄のエピファネイアは2013年の菊花賞を制している。母子及び兄弟によるクラシック制覇は1990年のアグネスフローラから始まる2000年アグネスフライト、2001年アグネスタキオンに次ぐ、19年振りの快挙となった。

※誠に勝手ながら、来週は休載させて頂きます。ご了承ください。

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