【第80回】優駿牝馬 ラヴズオンリーユー、無傷の3連勝で樫の女王へ!

記事:渡部庄治 写真:山田暢大

2頭の兄の無念も晴らす快勝!ラヴズオンリーユー、無敗でオークス制覇!

牝馬クラシック第2戦目となる、第80回オークスが19日、東京競馬場で行なわれ、M.デムーロ騎手騎乗のラヴズオンリーユーが最後の直線、外から一気の脚で先行勢を一蹴し優勝。混戦の中、見事1番人気に応え、2分22秒8というレースレコードのオマケまでつけて樫の女王の座についた。

令和初のクラシックとなった本レースは、3年振りに桜花賞馬不在で行なわれる事になった。ただそれ以外、優先出走権を獲得した馬は全てその権利を行使して参戦しており、まさに主役不在の混戦模様という状況になっていた。そんな中1番人気に推されたのは桜組ではなく、かつては「残念桜花賞」と揶揄されていた事もある忘れな草賞を制してここに駒を進めてきたラヴズオンリーユー。ただその勝ち方は余裕十分なもので、ここまで3戦全勝という、未だ底を見せていない強さが支持されてのものだった。

そしてレース後、競馬ファンはその底が予想以上に深いものであった事を実感する。

ゲートが開いて大方の予想通り、最内からジョディーが飛び出していく中、注目のラヴズオンリーユーは馬群のちょうど中団あたりでレースを進める。ライバル視されていたコントラチェック、クロノジェネシス、ダノンファンタジーなどは前で競馬をしていたので、彼女らを見る形でレースを進められたのは、彼女にとって幸運だった。さらに2番手で競馬を進めていたコントラチェックが前をつつく形でレースが進んだ事も手伝ってか、前半1000mは59秒1とやや速いペースになった事も彼女に味方した。道中しっかりと脚を溜めたラヴズオンリーユーは4角に入った辺りから進出を開始。上手く外に出して直線進路を確保したかと思いきや、残り200mでアッサリ先団へ。そこから上がり34秒5というメンバー最速の脚で先行勢を次々に交わしていき、最後は先に抜け出しにかかっていたカレンブーケドールを残り50mでクビ差捉えて優勝した。勝ち時計は2分22秒8。これは7年前にジェンティルドンナが叩き出した2分23秒6を0コンマ8秒も縮めるレースレコードとなった。

勝ったラヴズオンリーユーは父ディープインパクト、母ラヴズオンリーミーという血統。今回の彼女の勝利はいろいろと記録づくしのものとなったが、それ以外にもこれまで2015年と2016年にクラシックに挑戦しながらその壁を破ることが出来なかった、リアルスティール、プロディガルサンという2頭の兄の無念を見事に晴らす勝利ともなったのであった。

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