【第69回】安田記念 春のマイル王は4歳馬インディチャンプ!

記事:渡部庄治 写真:山田暢大

先週は厩舎、今週は馬主で「じゃない方」が勝利!インディチャンプ、安田記念を制覇!

春のマイル王決定戦、第69回安田記念が2日、東京競馬場で行なわれ、道中前々で競馬を進めた福永祐一騎手騎乗の4番人気馬インディチャンプが、最後の直線素晴らしい脚を見せ、前で粘るアエロリットをゴール前クビ差交わして優勝。悲願のGⅠ初制覇を成し遂げた。

今年の安田記念。レース前から注目されていたのは、昨年の年度代表馬で前走ドバイのGⅠでも快勝したアーモンドアイと、一昨年の最優秀2歳馬で今年に入って重賞2連勝でここに臨んで来たダノンプレミアム。この2頭の4歳馬による初の直接対決がどのような結果になるのかという一点に集中していた。ただこの2頭の他にも4頭のGⅠ馬、9頭の重賞馬が今回参戦して来ており、例年になく豪華な顔ぶれとなった。その分、単純な2強対決にはならないのではという見方もあったが、それでも中心は前述の2頭という図式は変わらなかった。それは1番人気アーモンドアイ1.7倍、2番人気ダノンプレミアム3.2倍。3番人気アエロリット12.5倍という数字にも表れていた。

ところが、1つの小さなアクシデントにより、この図式は脆くも崩れ去るのである。

そのアクシデントとはスタート直後。全馬綺麗なスタートを切ったと思われたが、次の瞬間大外からスタートしたロジクライが内にヨレるアクシデント。これにより隣15番枠にいたダノンプレミアム、更にその隣のアーモンドアイの進路が狭くなり、結果2頭とも後ろからの競馬を余儀なくされてしまった。これが最後まで影響してしまい。アーモンドアイは最後の直線、上がり32秒4という次元の違う脚を見せて猛追するも前に僅か及ばず3着まで。対するダノンプレミアムに至っては結局最後まで脚を使えずにシンガリ負け。入線後ジョッキーが下馬するシーンが見られたが、大事に至っていなかったのは本当に幸いだった。

そんな中この波乱の展開を上手に制したのが、4番人気に推された4歳馬インディチャンプ。前走のマイラーズCこそ、ダノンプレミアムの後塵を拝し4着という結果に終わったが、その前の今回と同じ東京芝1600mコースで行われた東京新聞杯では見事な勝利を収めていた。そんな彼は内の5番枠からスタートを決めると、無理ない形で3番手につけ、そのまま前を見ながらレースを進めた。アエロリットが前半半マイル45秒8というややゆったりとしたペースで引っ張ってくれたのも彼にとっては幸運だった。最後の直線に入ってアエロリットが後続を突き放しにかかる中、インディチャンプは上がり32秒9という脚で猛追、そして最後の最後で前をクビ差交わして、そのままゴール板を駆け抜けた。

勝ったインディチャンプは父ステイゴールド、母ウィルパワーという血統。先週のダービーは角居勝彦厩舎のサートゥルナーリア「じゃない方」が勝利を収めたが、今回はシルクレーシングのアーモンドアイ「じゃない方」の馬が収める結果となった。

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