【第68回】ラジオNIKKEI賞 ブレイキングドーン、悲願の重賞初制覇!

記事:渡部庄治 写真:山田暢大

田辺裕信騎手、5年振りに故郷福島に錦!ブレイキングドーン、ラジオNIKKEI賞制覇!

夏の福島における伝統の3歳重賞、第68回ラジオNIKKEI賞が30日行われ、田辺裕信騎手騎乗の3番人気ブレイキングドーンが、3コーナーから長く良い脚を使って、先に抜け出し内で渋太く粘っていたマイネルサーパスをゴール前で交わして優勝。悲願の重賞初制覇を成し遂げた。

かつては「残念ダービー」などと言われた事もあるこのレースだが、令和初となる今回は小雨降る不良馬場の中での勝負となった。メンバーはかなり混戦で、1番人気に推されたヒシイグアスの単勝配当は5.6倍。対して2番人気のディキシーナイトが5.9倍とその差は僅かに0.3ポイント。しかも上位5頭までが単勝1ケタ台。上位11頭までが単勝10倍台という大混戦。しかも不良馬場と来れば、本当にどれが勝っても全くおかしくない状況だった。

そんな混戦を一刀両断したのは、地元福島出身の田辺裕信騎手の手綱捌きだった。

ゲートが開いて内からダディーズマインドが飛び出していき、続いてディキシーナイト、ブレイブメジャー、マイネルサーパス辺りが続く。一方1番人気のヒシイグアス、3番人気のブレイキングドーンなどは中団から後方で脚を溜める作戦に出ており、先頭からシンガリまで約15馬身ほどの隊列でレースは進んだ。最初の1000mは1分1秒0という平均ペースとなったものの、雨馬場である事を考えれば先行有利の展開になったといって良いだろう。現に逃げたダディーズマインドはあわやという粘りを最後まで見せて4着。また3番手につけていたマイネルサーパスは早めに抜け出して一時は先頭に立ち、そのまま2着に粘り込んでいた。一方中団で脚を溜めていた1番人気馬ヒシイグアスなどは、馬場にも泣いたか、直線全く伸びることが出来ず9着に惨敗した。

そんな中、その展開を読み切ったのがブレイキングドーン。元々後ろから5番手でレースを進めていたものの、このペースを察した田辺騎手は3コーナーから早めに仕掛けてポジションを上げていき、4コーナーに入る頃には先団に取りつく。直線に入ってもそのスピードは全く衰えず、最後には先に抜け出したマイネルサーパスをゴール前で捉え、先頭でゴールイン。なかなか届かなかった重賞制覇をようやく達成する事に成功した。

勝ったブレイキングドーンは父ヴィクトワールピサ、母アグネスサクラという血統。鞍上の田辺裕信騎手は地元福島県の出身であり、2014年七夕賞もメイショウナルト以来、5年振りに故郷に錦を飾る結果となった。

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