【第55回】札幌記念 昨年のGPホースの意地を見せ、ブラストワンピース快勝!

記事:渡部庄治 写真:山田暢大

内を割って堂々の末脚炸裂!ブラストワンピース、札幌記念制覇!

夏の北海道競馬最大の一戦、第55回札幌記念が18日行なわれ、川田将雅騎手騎乗、昨年のグランプリホース、ブラストワンピースが最後の直線、内の狭いところを割って前を差し切り、見事重賞4勝目をマークした。

秋のGⅠ古馬戦線に先駆け、その前哨戦として確固たる地位を築いている本レース。今年もその例にもれず、豪華なメンバーが集まった。GⅠ馬4頭を含む10頭の重賞勝ち馬の参戦。その顔触れは昨年のダービー馬やグランプリホース、今年の春天馬を初め、昨年、一昨年の本レース勝ち馬、また海外好走からの凱旋馬なども見受けられた。そんな中1番人気に推されたのは、デビュー以来ここまで連対率100%のGⅠ2勝馬フィエールマン。勝ったGⅠはいずれも3000m以上の長距離戦だったが、中距離戦も十分にこなせるという見解と、何より連対率100%という抜群の安定性が評価され、単勝倍率2.3倍という高い支持を受けた。ただ2番人気に推されたワグネリアンの単勝倍率も3.7倍とその差は僅かで、上位4頭までが単勝1ケタ台と、上位混戦という図式になっていた。

そんな中レースがスタート。ゲートが開いて大方の予想通りエイシンティンクルが飛び出していく中、注目のフィエールマンは中団よりやや後ろ、昨年のグランプリホース、ブラストワンピースを見る形でレースを進める。対するワグネリアンは昨年の本レース覇者サングレーザーと共に前々の位置。逃げたエイシンティンクルは最大後続を6馬身以上離してレースを進めた為、ペースはやや速くなっているかと思いきや、最初の1000mは59秒9と平均的な流れに落ち着いていた。そしてこれが後々人気上位馬の明暗を分ける結果となる。

3角に入る頃にはあれだけ縦長だった隊列はぐっと縮まったものの、逃げるエイシンティンクルの脚はなかなか止まらない。こうなると勝負を分けるのは道中の位置取りの差。前で競馬を進めていたワグネリアン、サングレーザーはキッチリ前で粘り、特に昨年の覇者サングレーザーが1度は先頭に立ったのに対し、上位組で最後方につけていたフィエールマンは小回りと札幌の直線の短さが仇となり、最後の直線、外から猛然と追い込むも3着まで。結局デビュー以来続いた連続連対記録は6でストップする事となった。

そんな中、絶好の競馬を見せた馬こそ昨年のグランプリホース、ブラストワンピース。フィエールマンより僅かに前で競馬を進めていた事、そして何より最内枠からスタートしてそのまま内ラチでじっくり脚を溜め、そのまま脚を伸ばした事が功を奏し、最後の最後で前を走るサングレーザーをクビ差きっちり捕え、見事1着でゴール板を駆け抜けた。

勝ったブラストワンピースは父ハービンジャー、母ツルマルワンピースという血統。実はこの日の札幌5Rでは、彼の妹であるホウオウピースフルがデビュー戦を見事制しており、同日兄妹勝利となった。兄として秋の仏遠征に向け、妹に良い恰好を見せて旅立つ事が出来る事となったようだ。

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