【第37回】ローズS 最後の一冠へ、ダノンファンタジー視界良し!

記事:渡部庄治 写真:山田暢大

2歳女王貫録のコースレコード勝ち!ダノンファンタジー、ローズS制覇!

牝馬3冠最終戦出走へ最後の切符を賭けて行われる伝統の一戦、第37回ローズSが15日、阪神競馬場で行なわれ、川田将雅騎手が騎乗する昨年の2歳女王ダノンファンタジーが最後の直線、外から渋太く伸びて優勝。1分44秒4というコースレコードで秋の大一番に向けて幸先の良いスタートを切る事となった。

秋華賞創立時からそのトライアルレースとして存在し、過去10年に至っては、秋華賞で馬券圏内に入った30頭のうち半分以上の18頭がここをステップレースにしている本レース。それだけ秋華賞の行方を占ううえで重要なレースになっているのだが、今年の顔ぶれは春の牝馬2冠勝ち馬の2頭、グランアレグリアとラヴズオンリーユーが不在の、混戦の中で行われる事となった。そんな中1番人気に支持されたのは昨年の2歳女王ダノンファンタジー。春の2冠は4着、5着と悔しい競馬のまま終わってしまった。その雪辱を晴らし、最後の一冠奪取の為にかなりの気合を見せており、ファンもその気概を後押しする形になっていた。

そしてレーススタート。ゲートが開いて各馬一斉に飛び出していく中、注目のダノンファンタジーも良すぎる程のスタートを切る。ただ序盤は果敢に飛び出していく馬がいないまま前半1000m59秒3というスローな展開に。こうなると差し馬にはやや不利な流れになりそうな雰囲気であったが、昨年の2歳女王はここで春からの成長の度合いを見せる。道中中団で前に行きたい気持ちをぐっと我慢してレースを進め、勝負所までじっくり脚を溜める。これが最後に功を奏した。スローな流れの分、先行勢もなかなか止まらなかったが、最後の直線、馬群の外からグングンと加速していき、遂にはゴール前で前を走るビーチサンバ、ヴィクトーリアをクビ差捉え、見事優勝を果たした。勝ち時計は1分44秒4。2013年6月にカレンミロティックがマークした1分44秒5を0コンマ1秒縮めるコースレコードだった。

勝ったダノンファンタジーは父ディープインパクト、母ライフフォーセールという血統。今年リーディングを独走する川田将雅騎手はこれで今年JRA重賞13勝目となったが、まだ今年はGⅠ勝利には手が届いていない。この勝利を足掛かりに、念願のG1制覇に向けてぱっと視界が開ける勝利となった。

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