【第80回】菊花賞 ライバルを撃破して、ワールドプレミア最後の一冠奪取!

記事:渡部庄治 写真:山田暢大

武豊騎手3時代同一GⅠ勝利の快挙達成!ワールドプレミア菊花賞制覇!

3歳3冠レース最終戦、第80回菊花賞が20日、京都競馬場で行なわれ、直線早めに先頭に立った武豊騎手騎乗の3番人気馬ワールドプレミアが外から迫るサトノルークスの追撃をクビ差凌いで優勝。春のクラシック不出走の雪辱を最高の形で晴らす結果となった。

先週の秋華賞に引き続き、春クラシック勝ち馬が不出走となった今年の菊花賞。しかも今年に限っては前哨戦となるセントライト記念・神戸新聞杯の勝ち馬も不参加というメンバー構成になっていた。そんな中1番人気に推されたのは、春の2冠レースで2着、3着と悔しい競馬が続いたヴェロックス。今回はその時に先着された3頭が1頭も出ていないとなれば、陣営が雪辱に燃えるのも当然だろう。夏競馬をクリアしてきた初対戦組との力関係というポイントもあったが、春の実績馬としてここはきっちり単勝2.2倍という頭ひとつ抜け出た支持を受ける形となった。

そのヴェロックスに雪辱を晴らした馬こそワールドプレミアである。これまでヴェロックスとは2回対戦して2敗。初対決となった若葉Sではここで彼の後塵を拝した為に、春クラシックの道が閉ざされた。そして雪辱を晴らすべく臨んだ前走も、3着で飛び込んだゴールの前には彼がいた。そして今回。3度目の正直は最高の舞台で訪れたのである。

ところが彼は雪辱を晴らすどころか、晴らされる形になってしまったのである。

そのヴェロックスに雪辱を晴らした馬こそワールドプレミアである。これまでヴェロックスとは2回対戦して2敗。初対決となった若葉Sではここで彼の後塵を拝した為に、春クラシックの道が閉ざされた。そして雪辱を晴らすべく臨んだ前走も、3着で飛び込んだゴールの前には彼がいた。そして今回。3度目の正直は最高の舞台で訪れたのである。

ゲートが開いてカウディーリョとヴァンケドミンゴの5枠2頭がレースを引っ張っていく中、1番人気のヴェロックスは5番手で競馬を進め、ワールドプレミアがそれをマークしてレースが流れるという形に。最初の1000m62秒4、次の1000m62秒9とペースはスローのままだったが、3コーナー坂の下り辺りから馬群が一気に詰まっていき、それに乗じて前述2頭も前を捉えにギアを上げていった。ところがこの時に明暗を分けたのが動き出したポジションの差。馬群の真ん中から外に出そうと試みたヴェロックスに対して、馬群の内側を上手く突いたワールドプレミア。これが直線入り口で大きな差となった。早め先頭に立ったワールドプレミアに対し、一瞬遅れを取ったヴェロックスは外から強襲して来たサトノルークスと体を併せられる形になってしまい、最後は脚色鈍って3着。悲願のGⅠ制覇にはまたも手が届かなかった。一方のワールドプレミアはそのまま早めに抜け出して突き放すと、詰め寄るサトノルークスの猛追をクビ差凌いで優勝。見事最後の一冠をその手中に収めた。

勝ったワールドプレミアは父ディープインパクト、母マンデラという血統。2016年のセレクトセール当歳市場で2億4000万円という額で取引された彼は、この1勝でJRAGⅠ勝ち馬史上最高高額取引馬となった。また鞍上の武豊騎手はこの1勝で昭和、平成、令和3時代で菊花賞を制覇するという快挙を成し遂げた。

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