【第160回】天皇賞(秋) 絶対女王アーモンドアイ、令和初の秋盾奪取!

記事:渡部庄治 写真:山田暢大

これぞ女王の風格!後続に影を踏ませぬ完勝劇!アーモンドアイ天皇賞(秋)制覇!

秋の古馬GⅠ戦線第1戦、第160回天皇賞(秋)が27日東京競馬場で行なわれ、C.ルメール騎手騎乗のアーモンドアイが最後の直線、内からあっという間に抜け出して後続を突き放し、気づけば2着以下に3馬身もの差をつけて優勝。コースレコードにコンマ1秒まで迫る1分56秒2という好時計で見事1番人気に応える形となった。

令和最初の天皇賞には「天皇陛下御即位慶祝」という肩書が付く記念競走となったが、その顔触れは16頭中15頭が重賞勝ち馬、そのうち8頭がGⅠ馬という豪華なものとなった。中でも注目されたのが2頭の新旧ロードカナロア産駒。昨年の年度代表馬アーモンドアイと、今年の皐月賞を制した3歳馬のサートゥルナーリアだった。サークル内でもこの2強構造を指摘する人も多く、女王君臨か世代交代かという部分に最も大きな注目が集まっていた。

ところがこのレースでこの2頭の明暗がくっきり分かれる結果となる。

ゲートが開いて大方の予想通りアエロリットがレースを引っ張っていく中、注目のロードカナロア産駒は前目の位置で競馬を進める。ただ既に、この段階で2頭には差が見られていた。アーモンドアイが馬群のうちでじっくりレースを進めていたのに対し、サートゥルナーリアは走りにやや力みが見られ、行きたがる彼を鞍上のC.スミヨン騎手がなだめる場面も見受けられた。これが直線に入って2頭に大きな差を生む事になる。逃げるアエロリットを捉えにかかる2頭だが、1度は並びかけるも最後は脚が上がってしまい失速していくサートゥルナーリアに対し、内からスッと抜け出したアーモンドアイは難なく前を交わしてあっという間に先頭に立ったかと思うと、みるみるうちに後続を突き放して、最後は後ろをちらりと見ながら余裕のゴール。まさに「絶対女王ここにあり」を堂々宣言するような完勝劇だった。

勝ったアーモンドアイは父ロードカナロア、母フサイチパンドラという血統。前走の安田記念こそ初の後塵を拝したが、その雪辱を晴らすにはあまりに見事な勝利で、2010年のブエナビスタ以来9年ぶりの牝馬による秋盾制覇となった。

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