【第20回】チャンピオンズカップ クリソベリル、無傷の6連勝でダート界の頂点へ!

記事:渡部庄治 写真:山田暢大

絶好調!川田将雅騎手6年連続GⅠ奪取成功!クリソベリル、混戦のチャンピオンズCに断!

秋のダート王決定戦、第20回チャンピオンズCが1日中京競馬場で行なわれ、2番人気に推された川田将雅騎手騎乗の3歳馬クリソベリルが最後の直線力強く抜け出して優勝。デビュー以来無傷の6連勝で悲願のJRAGⅠ初制覇を成し遂げた。

先週のジャパンカップはレース史上初の外国馬不在の中で行われ、少し淋しい印象だった中で行なわれたが、かつて「ジャパンカップダート」として行われていた今年の本レースは、外国馬こそいないものの、GⅠ級レースで勝利を挙げた8頭を含む重賞馬14頭(内芝重賞勝ち馬1頭)と、砂の王者を決するに相応しいメンバーが集まった。そんな中人気の上位を占めたのは、一昨年本レースを制して以来、ここまで1度も馬券を外していないゴールドドリームと、3歳馬ながらデビュー以来無傷の5連勝でここに臨んで来たクリソベリル、そして今年最初のGⅠレースフェブラリーSを7連勝で制したインティの3頭で、それにオメガパフューム、チュウワウィザードという交流G1勝ち馬勢が追随する形となっていた。まさに上位拮抗でどれが勝ってもおかしくない状況だった。

そしていよいよレースがスタート。大方の予想どおり内からインティが飛び出していき、クリソベリルは彼を見ながら3番手の位置。更にゴールドドリームはそのクリソベリルを見ながらレースを進める事となった。逃げた武豊騎手のペース配分が鮮やかで、先行勢がやりあっていたように見えた割には、最初の1000m1分00秒8という平均ペースでレースは流れていた。こうなると逃げるインティは有利。4角過ぎて直線に入ってもなお、後続に追いつかれることなく、一度は突き放す場面も見られた。本来であれば、彼の逃げ切り勝ちはほぼ決まりだったのかもしれない。

ところがそんな状況に待ったをかけたのが、彼より支持を受けていた2頭。馬群の内からクリソベリル、外からゴールドドリーム、この2頭だけが馬体を併せて前を捉えにいき、残り200mでは3頭が馬体を併せる形に。そしてその中からスッと抜け出したのがクリソベリルだった。残り100mでインティを交わして先頭に立つと、外から猛追するゴールドドリームをクビ差凌いでそのままゴール板へ。ここはさすがJRAダート王決定戦。彼としては最も後続に詰め寄られたレースとなったが、それでも無傷の6連勝でダート界の頂点に立った事は紛れもない事実となった。

勝ったクリソベリルは父ゴールドアリュール、母クリソプレーズという血統。鞍上の川田将雅騎手は今年ここまで重賞14勝を含む140勝を挙げ、夏のWASJでも優勝を決めるなど絶好調だったが、今年まだJRAGⅠだけは獲っていなかった。それでも今回の勝利でその点も解消され、これで2014年以来6年連続でのGⅠ奪取となった。

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