【第71回】朝日杯FS サリオス、無傷の3連勝で2歳王者の座戴冠!

記事:渡部庄治 写真:山田暢大

秋のG1はノーザンファーム生産馬で!サリオス、朝日杯FSを完勝!

令和初の2歳王者を決める一戦、第71回朝日杯FSが15日、阪神競馬場で行なわれ、R.ムーア騎手騎乗の1番人気馬サリオスが後続に2馬身半の差をつける完勝劇で優勝。無傷の3連勝で堂々2歳王者の座に君臨した。

かつて中山で行われていた2歳王者決定戦が、その舞台を阪神に移してから今年で6回目。もう1つの2歳GⅠとの棲み分けが定着してきた影響か、今年は登録時から定数割れという状況だったが、それでも今年の2歳戦線を駆け抜けてきた精鋭たちが顔を揃えた。そんな中堂々の1番人気に推されたのが、前走の重賞サウジアラビアRCでレコードタイムでの快勝劇を見せ、ここに臨んで来たサリオス。ここまで2戦2勝、そのいずれも上がり33秒1という素晴らしい脚をみせているとなれば、この期待度も頷けるところだ。そのサリオスをタイセイビジョンとレッドベルジュールという2頭の重賞勝ち馬が追うという状態がスタート前の構図となっており、恐らくこの3頭が中心になってレースが展開するだろうというのが、大方の見方であった。

そしてスタート。ほぼ横並びのスタートからスッとハナに立ったのが今年の函館2歳S覇者ビアンフェ。これにトリプルエースとメイショウチタンが続き、注目のサリオスはその後ろにつけてレースを進める。一方、対するタイセイビジョン、レッドベルジュールは中団よりやや後方といった位置で脚を溜め、最後の直線に備えているといった状態となった。そんな中、前がやや遣り合う形になった事も影響してか、前半半マイルの通過タイムは45秒4というかなり速いペース。こうなると後方待機組に分があるか、と思いきや…。

1番人気馬の能力は周囲の見解の遥か上を行っていた。先行勢が次々と脱落していくなか、サリオスだけはそのスピードを緩めず、それどころかどんどんと加速していく。そして最後の直線、残り400mのところで逃げるビアンフェを捕まえて先頭に立つとそこからは悠然たる走り。残り200m地点では中団から追い込んで来たタイセイビジョンに詰め寄られるが、そこからもう1度加速して突き放し、最後は後続に2馬身半の差をつけて完勝。3着に道中最後方にいたグランレイが突っ込んで来た事を考えても、明らかに着差以上の堂々たる勝利であった。

勝ったサリオスは父ハーツクライ、母サロミナという血統。同馬を生産したノーザンファームは、これで今年GⅠ実に18勝目。秋に入ってからの中央GⅠは完全制覇という状態になっており、このままと2つ勝って完全制覇という目も現実味を帯びて来た。

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