【第64回】有馬記念 リスグラシュー、圧倒的強さで有終の美!

記事:渡部庄治 写真:山田暢大

アーモンドアイまさかの失速!リスグラシュー有馬記念制覇!

令和元年の競馬を締め括る第64回有馬記念が22日中山競馬場で行なわれ、D.レーン騎手騎乗の2番人気馬リスグラシューが後続に5馬身の差をつけて完勝。自らの引退レースを鮮やかな勝利で締めくくる結果となった。

令和初のクランプリは、出走馬16頭中13頭がGⅠ勝ち馬という例年以上に豪華なメンバーが揃った。その中でも最も注目を集めたのが、ここまでGⅠ6勝の女傑アーモンドアイ。出走予定だった香港遠征を軽い熱発で回避したものの、その後順調に回復し、万全の状態でここに臨んで来た。やはり前評判は文句なく1番で、単勝配当1.5倍という圧倒的支持を受ける形になっていた。

ところが暮れの中山に住む競馬の神様は気まぐれである。

ゲートが開いて外からアエロリットが飛び出し、後続をグイグイと引っ張っていき、その後ろにスティッフェリオとクロコスミアが追走する形。一方注目のアーモンドアイは馬群のちょうど中間辺りに位置し、ライバル馬のリスグラシュー、サートゥルナーリアも彼女をマーク出来る位置でレースを進めた。積極的に逃げるアエロリットが飛ばした事もあって、最初の1000mは58秒4と、かなり速いペースになってしまった。こうなると差し馬有利の展開で有力馬にはお誂え向きの流れになりそうだが、ただ1頭、アーモンドアイだけが、いつもと様子が違っていた。1周目のスタンド前通過の際、冷静さを欠いてしまった事が後まで響いてしまい、最後の直線で失速。結局9着という、これまでの戦績からは信じられない結果となってしまった。

その代わり、この流れの中で圧倒的な強さを見せつけたのが、香港帰りで、ここを引退レースとして参戦して来たリスグラシュー。道中アーモンドアイの真後ろでレースを進めていた彼女は道中ラチ沿いをロスなく回りじっと脚を溜める。そしてそのまま直線入り口に入って一気にギアを上げると、そこから目の覚めるような末脚を披露し、アッサリ前を捉えて先頭に。そしてそのまま後続を一気に突き放すと、最後は2着に追いすがるサートゥルナーリア以下に5馬身差をつけて完勝した。

勝ったリスグラシューは父ハーツクライ、母リリサイドという血統。鞍上のD.レーン騎手は「自らの手綱でGⅠレベルのレースを2勝以上した馬に限り、GⅠレースでの騎乗を認める」というJRA史上2度目の特例を受けての勝利となった。

【競馬ブロス】競馬ニュースとは?

【競馬ブロス】における競馬ニュースは、競馬開催週のあるレースに焦点をあて、ピックアップした情報を配信するコンテンツです。対象のレースは重賞だけではありません。毎週、【競馬ブロス】独自の情報を、配信しておりますので、見逃されることなくチェックしてください!
タイトルとURLをコピーしました