【第69回】中山金杯 令和初の重賞奪取はトリオンフ!

記事:渡部庄治 写真:山田暢大

亡き祖父に捧げる勝利!トリオンフ中山金杯制覇!

令和2年、競馬開催の幕開けを告げる伝統の重賞、第69回中山金杯が5日行なわれ、58kgのトップハンデを背負った2番人気馬トリオンフが道中2番手から最後の直線で力強く抜け出し、ウインイクシードとの叩き合いを制して優勝。見事重賞3勝目を挙げた。

令和2年1発目の中山開催は残念ながら大きな波乱から始まってしまった。中山7R最後の直線、ラッキーアドバンスが前の馬に触れて転倒し、それに巻き込まれたスズロザーナも転倒。それぞれ手綱を取っていた大塚海渡騎手と三浦皇成騎手が落馬負傷で病院に運ばれるというアクシデント。それに伴い、当日のメインレースとなる中山金杯も多少の影響を受ける形となった。それがトップハンデ馬トリオンフの急遽M.デムーロ騎手への乗り替わり。この事態がレースにどう影響を及ぼすのか、その動向が注目された。

そんな中レーススタート。ゲートが開いて内からブラックスピネルが飛び出していくなか、乗り替わったトリオンフは2番手追走。一方1番人気に推されたクレシェンドラヴはスタート上手くいかずに後方2番手の位置で競馬を進めた。逃げた馬がマイペースに持ち込んだ為に前半1000mの通過タイムが1分00秒2と平均ペース。こうなると1番人気馬はスタートの後手が悔やまれる事になる。結局クレッシェンドラブは最後の直線で内を突いて伸びては来ていたものの、結局7着という結果に終わった。

一方、急遽乗り替わったM.デムーロ騎手は全くのテン乗りながら、2番手でうまく折りあってレースを進め、理想の形に持ち込む。仕掛けどころでもゆっくりと着実にギアを上げていき、最後の直線入り口では早くも先頭に。そこから外で食らいつくウインエクシードと共に後続を突き放しにかかると、残り200mでは完全に一騎打ちの構図。最後は追いすがるウインエクシードをアタマ差振り切って、見事トップでゴール板を駆け抜けた。

勝ったトリオンフは父タートルボウル、母メジロトンキニーズという血統。母方の祖父にあたるダンスインザダークは2日に急逝しており、まさに今回の勝利は天国の祖父に向けての餞となった。

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