【第57回】サトノフラッグ、父に捧げる快勝劇!

記事:渡部庄治 写真:山田暢大

父と同じ武豊騎手を背に サトノフラッグ、弥生賞制覇!

今年のクラシック戦線を占ううえで重要な一戦となる伝統のトライアル重賞、第57回弥生賞ディープインパクト記念が8日中山競馬場で行われ、武豊騎手騎乗の2番人気馬サトノフラッグが早め先頭からワーケアの追撃を約2馬身振り切り優勝。皐月賞奪取に向け堂々名乗りを挙げた。

新型コロナウイルス禍の為、先週に引き続き無観客競馬の中行われる事になった本レース。 ただ牡馬クラシック一冠目となる皐月賞に繋がる重要な一戦である事は例年と何ら変わりなく、メンバーも11頭ながら骨のあるメンバーが集まった。しかも今年は前日から降る雨の為、昨年に引き続き重馬場でのレース。昨年の重馬場は8番人気のメイショウテンゲンが勝った事もあり、今年も一筋縄ではいかないのではないかという雰囲気も流れていた。

そんな中レーススタート。ゲートが開いて大方の予想通り内からパンサラッサが飛び出していく中、注目の2頭、ワーケアとサトノフラッグは後方で脚を溜める作戦。馬場が渋っている分先行有利かと思われたが、逃げたパンサラッサはすぐに外からウインカーネリアンに交わされ、更にディヴィナシオンもその後ろから突く形となって、前半1000m61秒1という時計の割には、先行勢にとっては息のつけない流れになってしまった。つまり後方で控える人気勢にとってはお誂え向きの展開になったのである。

特に3角から見せたサトノフラッグの脚は素晴らしかった。今回本レースの冠となった彼の父ディープインパクトを彷彿とさせるような脚ですっと前にとりつき、直線入り口では前を交わして堂々先頭に。そのまま後続に影をも踏ませぬ走りで、見事トップでゴール板を駆け抜けた。対するワーケアも素晴らしい脚を見せていたが、4角で馬群を捌くのに手こずってしまったのが最後まで尾を引いてしまい、前を捉える事が出来ずに、結局2着という結果に終わった。

勝ったサトノフラッグは父ディープインパクト、母バラダセールという血統。15年前このレースを制し、無敗の3冠馬となったディープインパクト。その名を冠した初のレースを、彼の背を知る唯一の男、武豊騎手が跨る彼の息子が制するという、実に劇的な結末となった。

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