【第80回】皐月賞 コントレイル、無敗馬対決を制す!

記事:渡部庄治 写真:山田暢大

福永祐一騎手、5大クラシック完全制覇達成!コントレイル、無敗のまま皐月賞奪取!

3歳牡馬クラシック第1弾、第80回皐月賞が19日、中山競馬場で行なわれ、福永祐一騎手騎乗のコントレイルが1番人気に応えて見事優勝。サリオスとの無敗馬対決を見事制し、3冠奪取へ幸先の良いスタートを切った。

先月から続く無観客競馬は春の中山最終週になっても継続中である。ただそんな中行われた今年の本レースは無敗馬が5頭、重賞勝ち馬10頭と、例年になくレベルの高い顔ぶれとなった。中でも注目されたのは2頭のG1馬、サリオスとコントレイル。それに前哨戦の弥生賞を快勝したサトノフラッグと併せた3頭が「3強」として人気の中心となっていた。ただ前日からの大雨の影響で馬場が渋った事もあり、クリスタルブラックやダーリントンホール、ヴェルトライゼンテあたりの伏兵も浮上し、激戦の様相を呈する結果となった。

ただここでGⅠ馬の意地がこの混戦を一刀両断する。

ゲートが開いて前宣言通りのキメラヴェリテが飛び出していく中、3強の一角である無敗馬サリオスは中団より前よりの位置、対する無敗馬コントレイルは中団より後方で競馬を進め、その2頭のちょうど中間あたりにサトノフラッグがいるという構図。そのままレースは淡々と進み、前半1000mの通過タイムは59秒8と稍重の馬場ながらもほぼ平均ペースでレースは流れた。その分各馬のほとんどが、思い描いていたものに近しいレースを行うことが出来ていたのである。ただ1頭、其れに当てはまらない馬がいた。

それが1番人気馬のコントレイルである。最内からスタートした彼は、本来であればもう少し前目につけて馬群の内でじっくり脚を溜めていきたいところだった。ところが1コーナーで寄られる不利もあり、思いのほかポジションが後ろになってしまったのである。そこで鞍上の福永騎手は3角までに馬を馬群の外に出し、コーナーを使って被せるように捲っていく作戦に出た。結果これが功を奏するのである。直線入り口で先団にとりついた彼はその捲った勢いのまま前をまとめて交わし、残り200mからは先に抜け出しを図っていたサリオスとの一騎打ち。激しい2頭の叩き合いの末、コントレイルがサリオスを半馬身抑えて、ゴール難を駆け抜けた。

勝ったコントレイルは父ディープインパクト、母ロードクロサイトという血統。鞍上の福永祐一騎手はこの勝利により、史上11人目の5大クラシック完全制覇という快挙を成し遂げた。

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